障害について考える

5歳2ヶ月。

以前、障害について知ることができる絵本をブログで紹介しましたが、

今日はプリスクールでも、サークルタイムの時間に皆んなで「障害」について考えました(過去の記事『「特別」って呼ばないで』)。

プリスクールの先生の、”How are you different from your friends?(お友達とどこが違う?)”という問いかけに対する子ども達の反応が興味深い。

  • 先生:Okay, R. How are you different from your brother?(じゃあ、Rくん、弟とはどこが違う?)
  • Rくん:I’m older.(僕の方が年上)
  • 先生:You’re right. How about you, Smile? How are you different from your mom?(そうだね。じゃあ、Smileはどう?お母さんとどう違う?)
  • Smile: I’m smaller.(わたしの方が小さい)
  • 先生:That’s true. (そうだね)

同じ家族で「どこが違うか」とは わたしも深く考えたことがなかったので、一瞬、戸惑ってしまいました。

でもそう考えると色々が違う。

髪の色も、Smileは濃い茶色。わたしは染めているのでそれよりも少しだけ明るい茶色。

瞳の色も肌の色も違う。

そうして皆んなで考えたあとに、「目が見えない人」「耳が聞こえない人」「車椅子に乗っている人」について話し合いました。

そのあと、お当番のお母さん達とも、障害を持っている人のことを子どもに聞かれたら どう説明するのがいいか 話しました。

その話題を避けたり、ごまかしたり、障害を持った人たちを特別視したりするのではなく、

誰もが「違う」ところがあり、「似ている」ところがある。それを きちんと理解し、客観的に説明できなければいけないと改めて感じます。

今は お友達との「共通点」を見つけることが嬉しいSmile。

小学生になり、今よりも世界が広がったら、それがどう変わっていくのか。どんな状況においても自分の軸をしっかり持っていて欲しいと感じます。

いろいろな家族のカタチ

5歳1ヶ月。

Facebookで、古本を売るグループに入っているのですが、そこで買った本が一昨日届きました。

Tell Me Again About the Night I Was Bornねぇねぇ、もういちどききたいなわたしがうまれたよるのこと)”という本です。

Smileは自分が生まれた時のことを聞くのが大好き。何度も何度も聞きたがります。

Smileも好きだろうなぁと思い、買ってみました。そして一昨日の夜、読み聞かせていたら、想像していたお話と少し違う。わたしも、ところどころ説明を入れながら読み進めました。

この絵本は、自分が生まれた夜のことを聞くのが大好きな、養子として引き取られた女の子のお話だったのです。

生みの親は、育てるにはまだ若すぎて、子どもを生んですぐ養子に出したこと、女の子の育ての親が 病院から連絡を受けて飛び起きて飛行機に乗ったこと、

そんな夜のことが描写されています。

Smileは、”birth mom(生みのお母さん)”と”birth dad(生みのお父さん)”を理解するのにも少し時間がかかったようです。それもそのはず、Smileの中では、「生みの親=育ての親」だから。

でも そうじゃない家族の形もある。それを少しだけ理解したようです。

バイリンガル育児をする上で大切にしてきた、多様性を受け入れる柔軟性。

人種、国籍、言語や文化だけでなく、小さな社会である家庭もそれぞれ。色んなカタチがあります。

日本ではこういった多様性を描写した絵本はまだ多くない印象を受けますが、これからもっと増えるといいなぁと思います。

絵本の絵も とっても可愛いい。Smileのお気に入りの絵本の一つになりました。

お誕生日にあげたい絵本

4歳11ヶ月。

Smileのお誕生日まで あと10日ばかり。

プレゼントとは別に、5歳のお誕生日に渡したい絵本が本日 届きました。

It’s My Birthday“(日本語訳『ケーキがやけたら、ね』)と、

Mr. Birthday “と “Little Miss Birthday “の3冊。

  

It’s My Birthday“は、昔 日本語訳のものを図書館で借りて読んだことがありますが、心の温まる内容で、Smileに持っていて欲しいな と。

男の子のお誕生日に 動物たちが手分けして材料を用意し、みんなで一緒にケーキを作るというお話。

英語版も分かり易い英語で書いてあるので、今のSmileにピッタリです。

Mr. & Little Missシリーズは、このブログの名前の通り、わたしもSmileも大好きな絵本です。

記憶に残る5歳のお誕生日になることを祈って、そろそろ準備を始めます。

Smileは一番左。幼稚園に行っていたら年中の歳ですが、プリスクールでは すっかり年長組ととして頼もしい存在です。

はじめての 絵本CDかけ流し?

4歳10ヶ月。

先日の洋書セールで、”Corduroy(くまのコールテンくん)”という絵本を買ったのですが、この絵本、CDも付いて700円(過去の記事『洋書セールに興奮』)。

今まで、絵本は全てわたしが読み聞かせていたので、CD付きの絵本を買ったことはほとんどありませんでした。

でも おうち英語のお友達に「ストーリーが可愛くて いいよ」と勧められ、買ってみたところ、

これが なんとも じんわり心が温まるような、何度でも読みたくなるような お話。

CD付きの絵本ということもあり、Smileには目新しく、大喜び。

“I wanna listen to the CD(CD聴きたい)”と言うので、CDを かけ流すことに。

英語の歌は よく かけ流していますが、絵本の朗読CDを流すというのは Smileにとって初めて。

「シャラン」と音が鳴ったら、ページをめくる、という動作も初めて。最初はなかなか慣れずに、CDにかぶせるように音読するSmile。

「CDを聴きながら、声に出さなくてもいいんだよ」と言うと、やっと 要領がつかめた様子。

くまのコーデュロイは、デパート売り場で 誰かが買ってくれるのを待っています。

でも緑のオーバーオールを着たクマを買ってくれる人は、誰もいませんでした。

ある朝、一人の女の子がコーデュロイの前で立ち止まりますが、お母さんは 「ボタンも取れてるし」と 女の子をたしなめてその場を去ります。

そこで ボタンをなくしていたことに気がついた コーデュロイ。

その夜、一人でボタンを探しにデパートの中を探しに行きます。

その途中でいろんな冒険が待っていますが、結局 警備員に見つかり 連れ戻されてしまいます。

次の朝、あの女の子が戻ってきて、コーデュロイに話しかけます。


こうして、コーデュロイは心優しい女の子に連れられて 女の子の家へ行く…という、心温まる お話。

読み聞かせるときと違って、効果音やリアルな音声も臨場感があって気に入ったようです。

下の動画は、かけ流ししているときの様子。

わたしが読み聞かせるときは、話の途中で Smileに質問したり、コメントを入れたりして、Smileの反応を見ながら読み進めることができます。

でも たまには 絵本の音源かけ流しもいいものだなぁ。

胸おどる絵本

4歳9ヶ月。

先日、偶然 図書館で見つけた “This Is My Dollhouse(わたしの人形の家)”という絵本。

 

何気なしに借りたものの、なんともこれが面白い。大人のわたしも、子どもの頃を思い出して ワクワクと胸が踊るような内容。

主人公の女の子が、自分の人形の家を紹介するところから お話は始まります。

主人公の女の子は、段ボールで人形の家を作ります。

クマのぬいぐるみは お父さん。女の子のぬいぐるみは お母さん。ネズミのぬいぐるみは おばあちゃん。

空き箱を使って作ったテレビ、じゅうたんをほんの少し 切り取って作ったラグ、積み木にコンロを描いて作ったオーブン。

手作りの人形の家には、エレベーターもあるし、屋根にはプールもあります。

女の子の想像力でいっぱいの人形の家は、女の子にとって自慢の家。

お友達のソフィも人形の家を持っていますが、ソフィの家はお店で買ったものです。

完璧そのもののソフィの人形の家には、プラスチック製の冷蔵庫もあるし、かっこいいソファもあります。

ソフィは、きっと自分の人形の家を気に入ってくれるはずがない、そう女の子は思います。

そして女の子の家にソフィが遊びに来ます。女の子は人形の家を毛布で隠しますが、ソフィに見つかってしまいます。

そして2人で遊ぶことになるのですが・・・。

とにかく最初から最後まで、子どもの想像力に、こちらがワクワクしてしまうような絵本です。

作者ジゼル・ポター氏の絵も、色鮮やかで見入ってしまう美しさ。

読み終わったあと、”Which dollhouse do you like better?(どっちの人形の家が好き?)”とSmileに聞くと、

女の子の人形の家を指して、”This one! Hers is beautiful.(こっち!女の子の人形の家は きれい)”とSmile。

2人して絵本の世界に入り込んでしまった時間でした。

この絵本を元に、実際に人形の家を段ボールで作ってしまった子の動画がこちら。

こちらの動画も 楽しくて つい見入ってしまいます。いつか こんな人形の家をSmileと作ってみたいなぁ。

日本語の美しさ

4歳8ヶ月。

数日前、「寝る前に読む本を選んで」とSmileに言ったら、

  • Smile: マミーが好きなお話がいい
  • わたし: どれ?
  • Smile: 子どものとき読んでたやつ
  • わたし: 『銀のくじゃく』?
  • Smile: うん

銀のくじゃく』は、わたしが小学1年生のときに お友達から もらった本で、7つの短いお話が入っています。

7歳のわたしには 少し難しい本でしたが、作者の安房直子さんの描く 美しく 儚い世界に魅了され、もう何回 読んだか分からないほど。

中学、高校、大学、大学院、社会人時代、Smileを産んでから…。どんなときも 手元に置き、思い出したら 読む本。

短編集の中でも お気に入りは、『銀のくじゃく』。

幼い弟と暮らす貧しい機織りが、ひょんなことから、弟と離れて 森の奥の塔で  みどり色のクジャクの旗を織るというお話。

機織りが連れてこられた塔には、4人のお姫様と、老人が1人。

「みどり色のクジャクを織ってほしい」と老人に頼まれた機織り。

でもお姫様に頼まれたのは、銀のくじゃく。

「銀のくじゃくなんて いるのだろうか」と戸惑いながらも、機織りは段々と幻の銀のクジャクに心惹かれていきます。

そして旗が出来上がったとき…

というお話。当時は 読めない漢字もたくさんありましたが、そんなのは気にならないほど、この世界に夢中になりました。

Smileが1歳未満のとき、寝かしつけながら横で読むことが何度かあったのですが、

不思議なことに、まだ言葉も話さない年齢なのに静かに聞き入って、すんなり寝てくれることが多かったのです。

バイリンガル育児を始めて、英語の絵本もたくさん読んできましたが、日本語の表現の美しさや奥深さも分かって欲しくて、

3ヶ月の頃から日本語の絵本にも たくさん触れさせてきました(過去の記事『ぶっくくらぶ』)。

そんなSmileが、 わたしが大好きだった本を気に入ってくれて、なんとも感慨深い。

日本にいながらのバイリンガル育児。だからこそ日本語を大切にしたい。

一日の英語時間

4歳7ヶ月。

最近は、プリスクールに行く日数は週2〜3回。

Smileの通うプリスクールは、インターナショナルスクールとも、バイリンガル プリスクールとも少し異なるので、

英語ネイティヴの子がいないときは、子どもたちは日本語になることも多いです(過去の記事『インターではないプリスクール』)。

もちろん、サークルタイムや モンテッソーリのお仕事の時間は、ほとんど英語ですが、

時間にすると30分程度でしょうか。

そのため、英語の維持は やっぱり家か移動時間になります。

これは、Smileの平日の英語時間。

  • 朝: ディズニーチャンネル鑑賞(25分)
  • 行きのバス: リーダー本  1冊〜3冊(35分)
  • プリスクール: サークルタイム+ お仕事の時間 (25分)
  • 帰りのバス: 語り掛け+ リーダー本 1冊(35分)
  • 夕方: ディズニーチャンネルか 音楽鑑賞(20分)
  • 寝る前: 絵本の読み聞かせ(日本語と英語の絵本)(20分)

週末は ほぼ日本語なので、平日の英語時間は、平均して3時間弱。

ディズニーチャンネルは、わたしが料理や準備などで忙しいときに観せていますが、

最近は、自ら本を手に取って 読む時間も少しずつ出てきました。

今は まだプリントなどのワークは ほとんどやっていないので、そろそろ 少しずつ初めてもいいかな と思っています。

でも 母子ともに負担のないように、様子を見ながら。

今は 母国語である日本語が 目を見張るほど伸びている時期。英語は 緩やかに伸びれば良いと思っています。


お友達に借りた本を読むことが多いからか、毎回、”Is this ○○’s?(これは ○○ちゃんの?)”と聞くSmile。

想像力 と 笑い

4歳6ヶ月。

Amelia Bedeliaは、Smileも好きな絵本の主人公。

Amelia Bedeliaは、明るく性格のよい家政婦さん。働き者の彼女ですが、なんでも「文字通り」に解釈してしまう困ったさん。

慣用句や比喩的な表現を聞くと、それを全て文字通りに解釈してしまうのです。

たとえば、雇い主に渡された仕事リストにあった、”dusting the furniture(家具ホコリをはらう)”というメモ書き。

Amelia Bedeliaは、”dust(粉を振りかける)”と文字通りに解釈してしまい、家具を粉だらけにしてしまいます。

昨日、Smileが読んでいたのは、Amelia Bedeliaが子どもの頃のエピソード。リーダー本としてシリーズ化されています。

この”Amelia Bedelia Hits the Trail(Amelia Bedelia ハイキングに行く)”で、Smileが特に笑っていたのが、ランチタイムに先生が言った一言。

“We’ll eat lunch on the bank. Dig in!”

(ここの土手でお昼を食べましょう。さ、食べ始めて!)”

Amelia Bedeliaは、”bank(土手)”を “bank(銀行)”に、

“dig in(食べ始める)”を “dig in(穴を掘る)”に、またまた文字通りに解釈してしまいます。

Smileも、読みながら “Not that ‘dig in’, right?(そっちの”dig in”じゃないよね?)”と 可笑しくてたまらない様子。

4歳になる前にAmelia Bedeliaの絵本を図書館で読んだときは、その面白さがピンと来なかったようですが、

おうち英語仲間のお姉ちゃんたちにジョークの面白さを教わってからは、言葉の持つ比喩的な面白さに興味を持つように。

ユーモアを理解するには、語彙力だけでなく 想像力も必要。

Amelia Bedeliaの、トンチンカンだけれど 想像力豊かな解釈を通して、わたしもSmileも 楽しんでいます。

動画は、「先生の名前の文字数が多い」と言って数えているところ。