きりんのジェリー

5歳5ヶ月。

これは少し前の話。プリスクールで、ぬいぐるみを当番制でお世話をすることになりました。

子どもが一人一人、順番にお当番になり、ぬいぐるみを連れて帰ってお世話をするのです。

ぬいぐるみの名前は『Jerry the giraffe(きりんのジェリー)』。

Smileも首を長くして自分の番を待っていましたが、ようやくお当番に。

プリスクールの帰り、大事に抱っこしてバスに乗り、寝るときも一緒に寝て、ピアノの教室にも連れて行きました。

下の音声は、帰り道での会話。

きりんのジェリーは女の子か男の子か、という話をSmileとしています。

この取組みが とってもいいなぁと思ったのは、お世話した様子を自分でノートにまとめて、プリスクールの皆んなの前で発表するということ。

Smileも何を書こうか一生懸命に考えて、文章にしていました。

わたしの役割は と言えば、Smileときりんのジェリーの写真を取り、プリントアウトしてノートに貼ること。

「ものを大事にする」、「責任を持つ」、そして「お友達に伝える」ということを今回 一連の行動を通して、再認識したSmile。

わたしもいい経験になりました。

写真の下の説明書きは、わたしが。

こちらは Smileが自分で書いたもの。

フォニックスの知識に頼って書いているので、ところどころスペルが違うのが また良い味を出しているな と。

Jerryの “J”が 鏡文字になっているのも、今だけ見られる貴重な間違い。

自由で枠がない文章

5歳3ヶ月。

今日からプリスクールが始まり、久しぶりに皆んなに会いました。

今日はドロップオフだったので、2時過ぎにお迎えに行くと、自慢げに今日のワークを見せてくれるSmile。

冬休みのことを話して、それを文章にするというワークだったらしいのですが、その文章が何とも自由。

プリスクールでは、スペルはまだ直しません。聞かれたら教えますが、家でも直してません。

ワークブックも気が向いたときだけしかしていないので、スペルも書き方も自由。

上の写真は、”My Auntie gave me a (cash) register.(叔母がおもちゃのレジをくれました)”と書いたようです。

「”Muy”の”u”は、おそらくフォニックス読みで「ア」だから入れたのかな。」

「”regster”は、ちゃんと”g”が入っているのがすごい」と妙に感心したり。

そんな風にSmileの思考が見える文章。長方形の絵は、お札を描いたそうです。

上の写真は、”Santa gave me a bike. I was happy.(サンタさんが自転車をくれました。嬉しかったです)”と書いてます。

これも、

「”givd”は、”gave”にしようとしたけど、overgeneralization(言語ルールを誤って適用範囲外にも当てはめてしまうこと)をして”gived”にしちゃったのかな。」と推測したり、

「”wuz”は、音を忠実に表現してる!」とその発想に感動したり、

ルールをまだ知らない文章が、なんとも面白い。

もちろん英文を書く上で、スペルや「文の最初の文字は大文字にする」などといったルールは重要です。

でも、今は表現する時期。しばらくは書きたいように書かせたい。

枠やルールを教えるのは まだもう少し先でいいと思っています。

それにしても面白いなぁ。

ハワイのプリスクールへ

5歳2ヶ月。

ハワイ島 3日目。

今日は、SmileのいとこのSくんが通っているプリスクールを少し覗いてきました。

モンテッソーリのカリキュラムを組んでいて、朝、子どもをドロップオフする前に数十分、保護者が子どものワークを見るそうで、

学校へ着くと、子どもたちは自分たちで仕事を見つけ、黙々と取り組んでいました。

プリスクールの先生と時間のある保護者は、その子どもたちに声を掛けたり、促したりしていました。

そして同じ日の午後、プリスクールの先生の計らいで、プリスクールの子たちに日本のことを紹介することに。

そこのプリスクールでは、Time and Talentという時間があり、

30分ほど使って、子どもの親が自分たちの職業や持っているスキルの紹介を子どもたちにしたり、教えたりする時間があるのだそうです。

結構長い時間なので、「どんなことをしようかなぁ」と考えていたのですが、姉と一緒に簡単な日本の紹介と、歌と折り紙を紹介することに。

初めは恥ずかしがっていたSmileでしたが、日本の紹介を少しだけしてもらいました。

  • Smile: We live in Tokyo. 《地図を指しながら》And Tokyo is here.(わたしたちは東京に住んでいます。東京はここです。)
  • 先生:So I heard that you go to preschool in Japan, too. Does your school look like this? Or different?(日本でもプリスクールに行ってるって聞いたけど、あなたのスクールはこんな感じ?違う?)
  • Smile: Different.(違う)
  • 先生:How different?(どう違う?)
  • Smile: It’s smaller.(もっと小さい)
  • 先生:Smaller. Okay.(もっと小さい。分かった)

こんな風に、20人近い子どもたちの前で日本のことを紹介したあとは、平仮名も紹介。

皆んなで『大きな栗の木の下で』を最初は英語で、次に日本語で練習。最後は折り紙でコップを折りました。

初めて折り紙を目にする子ばかりだったので、簡単なコップを折るのも大変そうでしたが、楽しんでくれたようです。

Smileが普段通っているプリスクールは、多くても10人弱。こんな風に大きな学校で、多くの子どもたちに囲まれて何かをすることも新鮮だったようです。

姉の家のお風呂場に貼ってあった日本地図を急遽 使うことに。地図を持っているのが わたし。右隣が姉。左隣がSmileとSくん。

クリスマス・イベント

5歳2ヶ月。

先週の土曜日は、老人ホームにてクリスマス・イベントでした。

プリスクールで行っているこのイベントも、毎年恒例となりました(過去の記事『与えること』)。

クリスマスのダンスを覚えて おじいちゃんとおばあちゃんの前で踊り、

子どもたちで焼いたクッキーを渡すというもの。

今年の曲は、マライヤ・キャリーの”Santa Claus is Coming to Town”。

通常の発表会のように、きっちり練習したわけじゃないので、一人一人が揃っているわけでもなく、何とも自由な踊りになりました。

でもそれは それで可愛い。

今年もわたしは仕事で行けなかったので、夫とSmileで参加。とても楽しんだようです。

こんな風に地域のおじいちゃんとおばあちゃんと触れ合う機会があるのは、とてもありがたい。

クリスマス・イベントの翌日は、同じくプリスクールのお友達とクリスマスパーティ。

プレゼント交換にビンゴゲームに、子ども達も大興奮。

障害について考える

5歳2ヶ月。

以前、障害について知ることができる絵本をブログで紹介しましたが、

今日はプリスクールでも、サークルタイムの時間に皆んなで「障害」について考えました(過去の記事『「特別」って呼ばないで』)。

プリスクールの先生の、”How are you different from your friends?(お友達とどこが違う?)”という問いかけに対する子ども達の反応が興味深い。

  • 先生:Okay, R. How are you different from your brother?(じゃあ、Rくん、弟とはどこが違う?)
  • Rくん:I’m older.(僕の方が年上)
  • 先生:You’re right. How about you, Smile? How are you different from your mom?(そうだね。じゃあ、Smileはどう?お母さんとどう違う?)
  • Smile: I’m smaller.(わたしの方が小さい)
  • 先生:That’s true. (そうだね)

同じ家族で「どこが違うか」とは わたしも深く考えたことがなかったので、一瞬、戸惑ってしまいました。

でもそう考えると色々が違う。

髪の色も、Smileは濃い茶色。わたしは染めているのでそれよりも少しだけ明るい茶色。

瞳の色も肌の色も違う。

そうして皆んなで考えたあとに、「目が見えない人」「耳が聞こえない人」「車椅子に乗っている人」について話し合いました。

そのあと、お当番のお母さん達とも、障害を持っている人のことを子どもに聞かれたら どう説明するのがいいか 話しました。

その話題を避けたり、ごまかしたり、障害を持った人たちを特別視したりするのではなく、

誰もが「違う」ところがあり、「似ている」ところがある。それを きちんと理解し、客観的に説明できなければいけないと改めて感じます。

今は お友達との「共通点」を見つけることが嬉しいSmile。

小学生になり、今よりも世界が広がったら、それがどう変わっていくのか。どんな状況においても自分の軸をしっかり持っていて欲しいと感じます。

英語と日本語のバランス

5歳2ヶ月。

以前、Smileの一日の英語時間は3時間弱と書きました(過去の記事『一日の英語時間』)。

プリスクールでも、言語ではなく、子どもの心身の成長が大切にされているため、子ども達に英語を強要することはありません(過去の記事『インターではないプリスクール』)。

そのため、英語ネイティブの子どもや大人がいない限り、子ども達は一日の大半を日本語で過ごすことも。

そして週末は わたしが仕事でいないため、ほとんど日本語で過ごし、わたしに対しても英語は ほぼ出てきません。

「あれ、この子、英語話せたっけ?」とこちらが心配になるほど。

それが不思議なことに ここ最近は、わたしと2人きりの時間になると はっきりと英語に切り替わります。

2歳になったばかりの頃は、言語環境や人によって 英語と日本語を使い分けることをかなり意識していました(過去の記事『公共の場でも英語?』、『言語の切替え』)。

3歳くらいまでは、公共の場での言語の切り替えを意識的に促していましたが、今はほぼ Smile任せ。

日本語環境でも英語環境でも、自然に言語の切替えができるようになったからです。

今ではSmileの方が、スムーズに使い分けているので 子どもの柔軟性に驚かされます。

語りかけで気をつけてきたことは、どちらの言語に対しても「壁」や「優劣」を作らないようにすること。

Smileはこれから日本の義務教育を受け、日本語に囲まれて生活していきます。

母国語である日本語に対して「壁」ができるということは、そういった環境に入ったときにSmileが「居心地が悪くなる」可能性があるということ。

また同じように、英語に対する「壁」ができてしまうことも出てくるかもしれない。

わたしの役目は そうならないように日々の様子を見ながら調整していくこと。

その微調整は、その子どもの性格や 置かれてる環境によっても変わってきます。

子どもの成長を一番近くで観察し 見守っている親が、自分の子どもに合った「ちょうどいい塩梅」を見つけられるのだと思います。

小学生になるまで あと一年半。小学生になってからも 同じように Smileと一緒に「ちょうどいい塩梅」を見つけていきたいと思います。

気持ちを切り替える

5歳2ヶ月。

ちょうど1年ほど前の記事で、プリスクールではコップやお皿など共有の物は、色は選べないことになっていると書きました(過去の記事『中身が大事』)。

4歳になる頃にはだいぶ それも慣れていましたが、それでも時折 ぐずる時がありました。

そして先日、みんなでオヤツを食べたときのこと。

いつものようにランダムにお皿を配り、黄色のお皿に当たったSmileが感嘆の声を上げました。

  • Smile: Mommy, I got a yellow plate! I like yellow, too! (お母さん!黄色のお皿が来たよ。黄色も好きだよ)
  • わたし: Yeah? Lucky you! (本当?ラッキーだったね)

ピンクが今だに大好きなSmile。黄色が好きとは初耳です。

3歳のときは 「ピンクがいい!」と泣いていたのに、随分と大人になったなぁ と感心。

4歳半を過ぎてから 色やデザインなど 見た目で ぐずることが ほぼなくなったSmile。

見ていると、欲しいけど我慢しているというより、さほど気にしなくなったという感じ。

気持ちの切替えが格段に上手になり、わたしより大人だなぁと感じることも。

集団生活では、「不公平にならないように」、あるいは「衝突が起きないように」皆んな同じ色にする、というのも一つの考え方だとは思いますが、

“You can’t always get what you want (欲しいものが いつも手に入るわけじゃない)”と小さい頃から何となく分かってもらうことも大事だと感じます。

与えられたものが気に入らないから癇癪を起こしたり 不満を漏らすのではなく、

与えられたものをどう生かすか、前向きに気持ちの切替えをできるのは 強みだと思うからです。

Smileは一人っ子なので こうした環境はありがたい限りです。

「自主保育」という形のプリスクール。お当番は大変ですが、今だに学ぶことばかりです(過去の記事『インターではないプリスクール』)。

クレイジーな髪型

5歳1ヶ月。

昨日は、プリスクールでCrazy Hair Dayの日でした。

希望する子どもは、クレイジーな髪型で登校することができます。実はSmileからも前々から「やりたい やりたい」と言われていて、

「インターナショナルスクールでもないし、いつやるかなぁ」と思っていたところに、ママの1人から提案が上がりました。

Crazy Hair Dayを検索すると下のような画像が出てきますが、海外の子たちの髪型は本当に奇抜!

さすがに日本では びっくりされそうなので、まずは無難にスプレーで色をつけることにしました。

Smileは朝から乗り気で、ルンルン気分で学校へ。その髪で、いつものように皆んなで公園に向かったのですが、通り過ぎる人からは、驚きの声 声 声。

クレイジーな髪型で一日を過ごした子ども達も 大満足だったようで、「またやりたい!」との声が。

こんな自由なことができるのも、プリスクールの気に入っているところです。

Smileは先頭の右側。

写真だとあまり目立ちませんが、結構 派手に色が付いています。