英語教育の奥深さ

5歳10ヶ月。

今年も『SUNNY BUNNY 認定講師 夏合宿』にSmileと一緒に参加してきました(過去の記事『認定講師の夏合宿』)。

今回の夏合宿は、「デモレッスン大会」という存在が とてもハードルが高いように思えて参加を迷っていたのですが、

英語講師として気を引き締め直すためにも参加を決めました。

「デモレッスン大会」とは、実際のレッスンを想定して、他の講師陣や子どもの前でレッスンを行い、SUNNY BUNNYの講師講座で学んだことが生かされているかを評価されるもの。

でも今回、本当に光栄なことに このデモレッスン大会で優勝することができました。

素晴らしい認定講師の方々がいる中での賞だったので、英語講師としてこれまでにないくらい嬉しかったです。

SUNNY BUNNYの『子ども英語講師・初級講座』を初めて受講したのは2015年。

上級レベルの子ども達を教える技術と理論を学ぶ『子ども英語講師・中級講座』を受講したのは2017年秋。

その講座を受ける度に、言語習得理論と英語教育の奥深さに圧倒され、「いい先生」になるためにはどうしたらいいのか、というのを考えさせられました。

毎回、落ち込んで 悩みながら少しずつ前に進む、そんな感じです。

大学院でも言語習得理論を学び、実践面では、海外からの留学生を対象に英語を教えていましたが、常に悩んでいたのは、理論と実践の融合。

理論は理解できても、どうやったら実践でそれを生かせるか ということ。

そして 未知の世界だった「児童英語」の世界に飛び込んだのは7年前。

SUNNY BUNNYのメソッドに出会ったのは3年前。まさに人生の転機でした。

理論と実践で悩み続けていたのが嘘のように、モヤモヤとした霧が晴れていくようでした。

SUNNY BUNNYバイリンガル育成スクールのように、言語習得理論に基づいたカリキュラムが練られていて、

言語習得理論と英語の仕組みが考え抜かれて作られたメソッドは類を見ません。

このメソッドに出会い、このメソッドを生み出した羽織 愛先生の元で学ぶ機会に恵まれたのは、

大学院で学んだこと以上に 幸運だったなぁと つくづく思います。

Smileへのバイリンガル育児はだいぶ軌道に乗りました。

あとは今の環境を維持し、Smileが高校生になる頃には少しずつ手を離していきたいと思っています。

でも英語教育は まだまだ始まったばかり。

自分の子どもではない、普段 英語環境にいない子どもをバイリンガルにすることにおいては ようやくスタートラインに立てた気がします。

今回の合宿では、音声学の講座も組み込まれていたのですが、理論書の半ページを進めるのに なんと90分!

少し進めば、ゴールが遠のく。それほど英語教育は奥が深く 気の遠くなるほど学ぶことがあるなぁと 改めて今回の合宿で感じました。

今回、他の先生方に少しでも評価されたことを励みに、「最高の先生」になるべく もっともっと精進していきたいです。

感涙で言葉に詰まるわたしの横で、Smileは嬉しそうに賞盾を持っていました。

ハワイから帰国

5歳9ヶ月。

2週間、ハワイ島で楽しんできたSmileが一昨日 帰国しました。Smileがいない2週間、長いようであっという間でした。

自主保育のようなプリスクールに通っているので、Smileを定期的に預けたことがなかったからか、こんなにまとまった一人の時間を取ったのは実に6年弱ぶり(過去の記事『インターではないプリスクール』)。

何かに集中して取り掛かれるとは こういうことか、と久しぶりに読書に仕事に集中できました。

一方のSmileは、ホームシックにかかる暇もなく、いとこのSくんとハワイ島での生活を満喫してきたようで、以前にも増して日に焼けて帰ってきました。

下は椰子の木に登っているSmile。このあと、回りながら降りてきたそう。

下の写真は、ペインティングをしてもらったもの。Sくんとペアで。

フォルクスワーゲンが大好きな義兄と一緒にアンティーク・カー・ショーにて。

いとこのSくんとは8ヶ月しか違わないので、まるで本当の兄妹のように過ごしていたそうです。

若干、話す英語が小生意気になって帰ってきたSmileですが、楽しい時間を過ごせたようで何より。

Smileを連れていってくれた両親と、ハワイ島で色んな体験をさせてくれた姉家族に大感謝です。

「みんなと同じ」でなくてもいい

5歳8ヶ月。

バイリンガル育児で一番大切にしていることは、「多様性を受け入れる柔軟さ」と何度か書いてきました(過去の記事『多様性と異文化理解』)。

その中でも、自分と「異なる存在」を受け入れる寛容さであったり、排他的にならないこと(inclusive)は特に意識してきました。

今 Smileを見ていても、そういった寛容さは身に付いているなぁと感じることも増えました。

そして今度は、次のステップである「自分は自分」という強さもそろそろ意識していかなければと思っています。

来年の4月には小学校に入り、親の目の届かないところで過ごす時間が増えます。

そこで、Smileが 友達を傷つけるようなことはしなくても、

される側だったり、弱い立場に立たされることも出てくるかもしれません。

そんな中で、「自分は自分。友達は友達。お友達と全て同じでなくていいんだ」という感覚を持てる強さが身に付けばいいなぁ と思っています。

下は数日前にプリスクール帰り、Smileとしたやり取り。

  • Smile: B laughed at me that I didn’t know Tic Tac Toe….(◯×ゲームのこと知らないって、Bちゃんがわたしのこと笑った)
  • わたし:Oh….Why don’t you practice it with me?(そっか…。わたしと練習すればいいんじゃない?)
  • Smile: 《泣きそうになりながら》But she laughed at me. (でもBちゃん、わたしのこと笑った)
  • わたし:So you’re sad because she laughed at you that you didn’t know about the game?(じゃあ、そのゲームのこと知らないって笑われたのが悲しいの?)
  • Smile: Yeah…(うん)
  • わたし:I didn’t know what Tic Tac Toe was at your age?(お母さんもSmileくらいのときは◯×ゲームのことなんて知らなかったよ)
  • Smile: You didn’t?(知らなかったの?)
  • わたし:No. Smile, if there is something you don’t know but your friend does, you can just ask her to teach you how to do it or what it is. Everybody’s different, so there may be some things your friends know better than you do. But at the same time, there are things you know better than your friends do.(知らなかったよ。あのさ、もし知らないことがあれば、お友達にどうやるのかとか、それが何なのか聞けばいいんじゃない?みんな違うんだから、お友達の方が詳しいことがあるかもしれないし、Smileの方がよく知ってることもあるんじゃないかな)
  • Smile: Okay.(うん)

たまたま英語で話してきたので、英語で返しましたが、日本語でもきちんと話したい内容でした。

Smileは、差別されたり、いじめられたりといった経験は まだありません。でも もしそういう状況になったら、それを流せる強さだったり、きちんと主張する強さも持っていて欲しい。

小学校に入るまであと9ヶ月。

そういった面も含めた多様性を大切に していきたいと改めて感じています。

赤ちゃんの頃からの プリスクール友達。姉妹のように喧嘩しながらも 仲良しです。

多様性を感じられる動画

5歳4ヶ月。

Smile向けの動画ではなく、今わたしが気に入っている動画です。

昨年、ハワイ島へ行ったときに、機内で観て以来、夢中になっているテレビ番組で、

“Family Ingredients”というアメリカPBSの番組。

直訳すると「家族の材料」となりますが、「ソウルフード」のような意味でしょうか。

ハワイで生まれ育った、グルメ家で料理店主でもあるエド・ケネディが、ハワイ在住の人たちに会い、

材料から手に入れるところから始め、その人のソウルフードを一緒に辿るという番組。

タロイモで作るハワイの伝統食ポイから始まり、タヒチ料理のポワソクリュ、

日本人には馴染み深い みそ汁やソーキそばなども登場します。

数世代前に沖縄、タヒチ、プエルトリコ、カリフォルニアなどから移り住んできて、故郷のソウルフードを今でも守っているハワイの人たち。

そんな人たちのルーツを辿る旅をこちらも疑似体験している気持ちになります。

ハワイに住んでいた頃、その文化、食文化、人種が何て多様性に富んでいるのだろうと思いましたが、

やっとその片鱗を覗けた気がします。

下の画像をクリックするとエピソード1が観られます。

その他、全エピソードもPBSのサイトから観られます(PBSのウェブサイトはコチラ)。

Season 1: Episode 6は、ブルーノ・マーズの年子のお姉さんが出ているので必見です★

Smileがもう少し大きくなったら一緒に観たいなぁ。

ブログの整理

普段はこちらのブログでは、Smileへのバイリンガル育児の様子を書いていますが、気が付いたら、記事数も結構な量に。

このブログを「言語習得・英語教育」の観点で整理したいと思い、この度、アメブロの方でもブログを再開しました。

来年は、Smileも小学生。

それに伴い、子ども英語教育の仕事にも一層 力を入れていきたいと思っています。教室のこともアメブロに書いていく予定です。

アメブロは、より英語講師の視点でバイリンガル育児について書いていきますが、こちらでは引き続き Smileの日々の成長記録をつけていきたいと思います。

アメブロの方でもよろしくお願いいたします♪

 

ElizabethandRichard (2).png
(上画像をクリックしてもブログを見れます)

 

 

開国とグローバル化

5歳3ヶ月。

週末は、両親とSmileと 伊豆の下田へ。

下田は初めてだったのですが、ハワイとは違う海の美しさに感動。日本の文化にも触れることができました。

今回、とても勉強になったのが、黒船ミュージアム

幕末時代、アメリカ海軍のペリー艦隊が下田に来航。

そして当時、鎖国政策を取っていた日本に対して、開国を要求し和親条約を締結。

…と ここまでは学校で習った覚えがありますが、実際 どんなやり取りがなされて、当時の日本人が どう反応したのか。

その当時の様子がとても詳しく分かります。

館内では45分の紹介映像もあり、Smileも一生懸命観ていました。

開国に至るまでの出来事を映像で観ていたら、「今も昔も、アメリカと日本の力関係は変わっていないなぁ」と複雑な気持ちに。

この美しい下田に、アメリカの軍艦が4隻。

身長も小柄だった日本人は、強そうな相撲力士を集めて、米俵を運ばせたりして アメリカ人に対して その強さを見せつけようとしたそうです。

たった160年ほど前の開国とグローバリゼーション。

ネイティヴ・アメリカンや、ネイティヴ・ハワイアンの文化も然り、

いい意味でも悪い意味でも その影響力は ものすごく大きい。

それによって生まれる文化、

消えゆく文化と言語。

バイリンガル育児をする身として、色々と考えさせられました。

有名なペリーの似顔絵の横で記念写真。

でも実はこれ、ペリー来航前に描かれたオランダ人の似顔絵という説も。

2018年の抱負

5歳3ヶ月。

新しい年を迎え、Smileも映画を観たり 本を読んだりしてのんびりと過ごしています。

来年はSmileもいよいよ小学生。早いもので あと一年ちょっとです。

今年のバイリンガル育児の抱負は、主に3つ。

  1. 本をたくさん読む
  2. 両言語で書く習慣をつける
  3. 日本の歴史に触れる

一つ目は、ここ数年、英書を読むことが減ってしまった わたしの目標でもあります。大学院時代は、理論や研究論文ばかりを読んでいて、軽い読み物はほぼ目にしていませんでした。

Smileが生まれてからも英書から遠ざかっていたので、今年はSmileに見習い わたしも英書を読む時間を増やそうと思っています。

そんな想いで年末、本屋に行って購入したのがこちら。

Grit: Why passion and resilience are the secrets to success(やり抜く力)”は、成功の鍵となるのは、才能よりも「粘り強く努力を続ける力」であって、その「やり抜く力」はどういうものなのかを研究した学術書。育児にも参考になりそうな内容です。

2冊目は、言語学者としても有名なチョムスキー著の本。

米国の持つ帝国主義的な権力について あらゆる側面から書かれていて目次を見ただけでも面白そうな内容です。

2番目の目標は、Smileの書く習慣。アルファベットも平仮名もある程度は覚えましたが、ドリル系はほとんどやってこなかったSmile。

ドリルはまだ本腰を入れて取り掛かるつもりはありませんが、日記を書いたり、文章を書いたり、日々の生活に「書く習慣」を入れていきたいと思います。

3番目の目標は、自分のルーツも含め、日本の歴史について少しずつ触れていきたいと思っています。

父が持っていた こちらの本に ひどく興味を持ち、家紋のページは食い入るように読んでいたSmile。

父方の先祖は会津藩。幕末に、会津藩主の松平容保が京都守護職に任ぜられたこともあり、父方のお墓は今も京都にあります。

自分のルーツを知り、それをきっかけに日本の歴史にも興味を持ってくれたらいいなぁ と思います。

多様性を受け入れる柔軟性だけでなく、日本人としてのアイデンティティもしっかり育って欲しい、改めて そう感じます。

ここから始まったバイリンガル育児

5歳0ヶ月。

先週末は、海外赴任で引っ越してしまったお友達が一時帰国したので、皆んなで集まりました。

全員はそろいませんでしたが、それでも5家族。

初めて皆んなと会ったのは、Smileが8ヶ月の時。まだ歩き出す前です(過去の記事『バイリンガル育児のきっかけ』)

皆んな それぞれ言語や文化背景は異なりますが、子どもが大きくなっても定期的に集まれるのはありがたいです。

当時はバイリンガル育児も本格的には始めておらず、Smileのためというよりも、

自分のモチベーション維持や環境づくりのために英語サークルに参加していたように思います。

サークル外でも、パン作り、ケーキ作り、手芸、体操、色んなワークショップに一緒に参加し、暇を見つけては一緒に集まって

離乳食の進み具合や 睡眠不足がつらいなどといった 育児の悩みなんかを共有していたように思います。

そんな皆んなと数ヶ月ぶりに会って、話題はやっぱり子どものこと。

インターナショナル・スクールに行かせるのか、英語の読み書きをどうするか、日本語はどうするか、そして海外移住(帰国)するか など。

Smileは この先も日本で、日本の学校に進みますが、皆んな 進路はそれぞれ。

ここから始まったバイリンガル育児。

英語と日本語の両言語で一緒に遊ぶ子ども達を見ていて、初めは寝んねの赤ちゃんばかりだったのになぁ と、何とも感慨深い気持ちになりました。

上は先週末の写真。弟くんたちも増え、今や大所帯。Smileは青のドレス。


Smileが1歳半のときのプレイデートの様子。わたしとSmileは右端です。

彼女たちの存在があったから、英語も育児の一環として感じられたのかもしれません。