4歳1ヶ月。
今日はプリスクールのお当番の日でした。
皆んなで公園に行き、プリスクールに戻ってきたときのこと。
子どもたちがプリスクールに入るのをドアの外で待っていると、中でSmileが突然、大きな声で叫んでいるのが聞こえてきたのです。
どうやら、靴を脱いで 靴箱に自分で置きに行こうとしていたところに、お友達のKくんが、Smileの靴を取って、代わりに置いてきてしまった様子。
- Smile: 《大声で泣きながら》Nooooo! (だめー!!)
- わたし:What’s wrong?(どうしたの?)
- Smile: 《泣き続けながら》He took my shoes! I wanted to do it by myself.(靴を取ったの!自分でしたかったのに!)
- わたし:《しゃがんでSmileの目を見ながら》Okay, but can you talk to him about it? I know you’re angry, but you didn’t have to yell like that. You could’ve said it nicely.(うん、でもKくんに話したら?怒ってるのは分かるけど、怒鳴らなくても良かったんじゃない?丁寧に言えたんじゃないかな)
- Smile: 《顔を背けて黙り込む》
- Kくん:I can’t hear you.(聞こえないよ)
- わたし:《Kくんに向かって》K, you don’t have to say that. Smile, can you tell him why you were upset?(K、それは言わなくていいの。Smile、なんで怒ったのかKくんに伝えたら?)
- Smile: I wanted to do it by myself.(自分でしたかったの)
- Kくん:Okay. Sorry.(分かった。ごめんね)
プリスクールでは、子どもの世界に干渉せず、子どもたちで解決できるように少しだけ手伝うときがあります。今回も最終的には2人に解決してもらいました。
Kくんは親切心でSmileの靴をしまってあげた。Smileは、自分でしたかったのに、勝手に靴をしまわれてしまった。
どちらも悪くはない。
でも、お友達を傷つけるような きつい口調で怒鳴ったのは良くなかった、と後でSmileに説明しました。
プリスクールに参加した頃、まず気をつけたのは、”Don’t〜(〜しないで)”や”No 〜ing(〜しない)などのネガティブワードを少なくすることでした。
Smileがお友達や他の人に使って欲しくない表現は なるべく避けるようにしたのです(過去の記事『Noを少なく』)。
以来、Smileも、お友達に対して傷つくような表現は使わなくなってきたと感じます。
例えば、お友達がSmileの持っているものを突然取っても、”No(やめて)!”という代わりに、
“I was using it. Can you wait?(使ってたの。待って)”
と言えるようになってきました。
英語でも日本語でも同じことですが、お友達を傷つけるような言葉を使ったり、行動はしてほしくない。
でも、日頃のわたしの接し方が そのままSmileの言動に映し出されるので、わたし自身も、「こうすればよかったかな」とか「こう言えばよかった」と反省の日々です。
ケンカも多いけど、仲の良い子どもたち。小さい頃に比べると 言葉で説明するのも上手になりました。
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