前回の記事では、インプットとは何かについて書きました。
じゃあ、どんなインプットがあるのでしょうか?
インタラクティブなインプット
挙げたらキリがないほど色々あると思いますが、ここではインタラクションがあるか ないか?で分けて考えたいと思います。
ここで言うインタラクションとは、大人や周りの人との社会的な関わりのこと。
言語習得の理論では、
インタラクションなくして言語習得は起きないという考え方もあるほど大事な要素と考える研究者も少なくない。
インタラクションがあるインプット
- 語りかけ
- 絵本読み
- 歌
- インターナショナルスクール、英語サークル、英語教室、オンラインレッスン、英語キャンプなどの英語環境
インタラクションを伴わないインプット
- 動画
- 音源かけ流し
- 読書
- お風呂や部屋に貼ってあるポスター
子どもが小さいうちは、大好きなお母さん(お父さん)との関わりは、子どもにもダイレクトに届くという理由で、お母さんが子どもに話しかけたり、絵本読み、歌なんかが有効と考えられますが、インタラクションを伴わないインプットは効果がないのでしょうか?
取組み次第でインタラクティブに
インタラクションがないインプットも、工夫次第ではインタラクティブなインプットにもなります。
動画だったら、動画に関して声がけをしたり、
音源かけ流しだったら、一度読んだ絵本の音源を流してみたり、音源に合わせてお母さんも一緒に声に出してみたり、
読書だったら、本に関して質問をしてみたり、ポスターだったら、一緒に指差しながら会話をしたり。
この時に音源や動画の内容も非常に重要になってきます。まだ土台作りの段階は、子供の英語のレベルに合ったものでなければ質のいいインプットとはなりにくいと考えています。
子どもが乳幼児であればインタラクティブなインプットも大切。
今 子どもに与えているインプットはインタラクティブかな?そうでない場合は、インタラクションを取り入れたりするのも良いと思うし、何より大事なのはインプットのレベルが子供の英語力に合っているものを選ぶ。
そんなことを意識するといいのではないかなと思います。
コメント
[…] だから、子どもの言語・認知レベルに合わない音源や動画をひたすら流し続けても、 英語漬けの環境を「一時的に」を与えても、 発話のきっかけになったり、 モチベーションのアップになることはあっても、 意味のあるインプットになるとは限らない、ということです。 インプット量も もちろん大事。 でもそれと同じか それ以上に大事なのが、インプットの質。 例えば、3歳のお子さんに与えるインプットで言うと… その子が好きそうな内容か? その子の年齢に適した内容か(言葉遣いや表現など) その子とって難しすぎないか?(言葉や表現が難しすぎないか?) 繰り返し耳(目)にするような、身近な内容か? 子どもの年齢、性格、言語レベル といった要素を考えて、 インプットを考えて与えると良いのかなと思います。 じゃあ、 どんなインプットがあるのか? 次回は、インプットの種類について触れたいと思います。 […]