バイリンガル育児やおうち英語をしていたり、子どもに英語を習わせていたりすると、子どもに対して「もっと英語力をつけさせたい」と思う親御さんは少なくないと思います。
そういった相談も実際 多い。

発話は出始めたんですけど、最近伸びがないような。どうすればいいでしょうか?
というようにもっと上、さらに上を目指す感じです。でもこの気持ちが強くなりすぎるのも苦しくなりそうですよね。親も子どもも。
もちろん、子どもの英語力が伸びるのは喜ばしいこと。
だけれど、「もっと、もっと」と本人からではなく、親御さんの欲が出てきては親御さん自身も本人にとっても重荷になりかねません。
こういった相談を受けたとき、

伸びが見えないからといって、さらにインプットを増やしたり難しいことをさせるのは逆効果。今できていることを続けてください。言語の成長はずっと右肩上がりな訳ではない
と答えることもあります。
もちろん、やり方が合っていないとか、間違っているとか、方向性が違っていたら、英語も身に付かない場合もあります。
でもそうでない場合、順調に英語力が伸びる時期があった後に、パタッとその成長が止まったように見えて、その後 停滞している(ように見える)。そんな時にに上のような不安に駆られやすいのでしょうか。
英語の取組みをしていると、乳児期など急激に英語力が伸びる時期があると思うのですが、ずっとその調子で伸びる訳ではありません。
という言葉をよく目にしますが、確かに子ども達を見ていると無限の可能性を感じるくらい何でも吸収するなと。
ですが、子どもの成長には本人の性格、環境、年齢、心的要因などいろんな要因が関わっているので、当然、成長が緩やかな時期もある。ペースがゆっくりの子もいます。子ども一人一人違うから。
そんな時期に焦って、子どもに圧がかかるのは親にとっても子どもにとってもあまり健全ではないと感じます。
英語環境がなくならないように見守りながら環境を整えつつも、時期を待つ。
そうして続けているうちに、気がついたらまた伸びがある。そういうものなのではないでしょうか。
そういうわが家は、小学生になった娘に対して意識しているのは、とにかく火を消さないように細々でも取組みを続けるということ。
数十分であっても日々の語りかけを意識したり、
洋書を読み聞かせたり、
Raz-kidsをなるべく(数日置きに)やったり、
あとは動画を観る時間を確保する。
取組みの時間は激減したけれど、それでも今はそういう時期と思って気長に続けています。
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