5歳0ヶ月。
英語での発話が顕著になったのは、Smileが2歳あたり。初めは 1語から2語程度(過去の記事『2歳前の語りかけ』)。
そこから徐々に文レベルになり、少しずつ複雑な文になってきましたが、今まで文法を教えたことはありません。
繰り返しインプットを与えることで文法を習得していく
年齢が低ければ、日々のインプットの中から、自分の中で言語ルールを作っていき、間違えながら言語習得はされていくもの。
最近のSmileの発話を観察していると、今まで間違えて言っていたものでも いつの間にかきちんと言えるようになっていて、非常に興味深いです(過去の記事『It’s mine’s』)。
Smileが文法要素にいつ気が付いて(noticing)、いつモニタリングするようになったのか。それともモニタリングはせず、無意識に直ったのかを観察するのも面白い(過去の記事『意味のあるインプット』)。
詳しいデータは取っていないので分からないのですが、会話の中で その成長に気が付くことが多いです。
暗示的なインプット
学習を通して文法を学ぶ場合と、語りかけで文法を習得する場合(もしくは英語環境にいる場合)、大きな違いとして、インプットが explicit(明示的)か implicit(暗示的)かということがあります。わたしの語りかけは、どちらかと言うと後者です。
Smileには、文法は段階的に、かつimplicit(暗示的)に教えてきました。
小学校に上がり、本格的に読み書きが始まれば、勉強として文法を教えるようになると思いますが、それまでは会話の中で暗に訂正する程度で良いと考えています。
たとえば、”Yesterday, you buyed cheeze, right?(昨日、チーズを買ったよね?)”とSmileが言ったとします。
そうしたら、間違ったことは指摘せずに、会話の中で訂正していきます。
① Smileの言った言葉をそのまま繰り返し、”buyed”だけ訂正する
- Smile: Yesterday, you buyed cheese, right?(昨日、チーズを買ったよね?)”
- わたし:You bought cheese?
- Smile: You bought cheese.
- わたし:Yeah. I bought cheese.
上の場合は、boughtに気が付いて欲しいので、”Yes, I did.”とは返事せずにboughtを繰り返します。
② “bought”が言えるようになったら、答え方を変えて、Smileもいずれ使えるようにする
- Smile: Yesterday, you bought cheese, right?(昨日、チーズを買ったよね?)”
- わたし: Yes, I did.(うん、買ったよ)
ここ一年、②を特に気をつけるようにしていたら、Smileの発話も4歳前あたりから変わってきました。
- わたし:Did you wash your hands?(手は洗った?)
- Smile:(I washed my handsではなく)I already did.(もう洗ったよ)
- わたし:Can you be more careful?(もっと気をつけてね)
- Smile: I was.(気をつけてたよ)
- わたし:《Smileの声色を真似て》I’m sleepy.(眠いよ)
- Smile: 《笑いながら》No, you’re not.(眠くないでしょう)
これだけのことですが、3歳のときは出来なかった返答。ゆっくりですが、日々の発話にも成長を感じます。
今朝の写真。大きくなったなぁと思いますが、手には赤ちゃんの時からいつも一緒にいるぬいぐるみ。
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