4歳11ヶ月。
両親ともに英語ネイティヴの子たちにフォニックスを教え始めて 3ヶ月(過去の記事『英語が母語の子とフォニックス①』)。
4歳の子は “Peg got the big hat.”のような文は スムーズに読めるようになりました。
6歳の子は、始めた当初は文字に意識が向きにくく、”c-a-t”などの3文字も 難しかったのが、3文字はスムーズに読めるようになってきました。
例えば、”rーuーg”という3つの音を、初めは一つ一つ読んでいたのが、徐々に繋げられるようになり、
“rーuーg”→”r-u-g”→”rug”
というように、ブレンデング(複数の音を繋げて読むこと)することも できるようになってきました。
文字だけに意識が行くように、シンセティック・フォニックスを中心にやってきましたが、それが良かったのかもしれません(フォニックスの手法について こちら ☆)。
ともすると退屈になり兼ねない読みの練習。毎回、ゲームやアクティビティも入れつつ 工夫しています。
そして今回、一人のお母さんに相談されたのが、他にも読みをやらせたい親はいるが、読みのクラスを増やすことは考えているか、ということ。
わたしが住んでいる地域には、駐在や仕事の関係で 日本に長く住む予定の外国人の親子が比較的 多く住んでいます。
そして インターナショナルスクールに子どもを送る親もいれば、日本の幼稚園や小学校に通わせている親もいます。わたしの友達は、インタープリに通わせた後は 日本の小学校に通わせる人の方が多いです。
このアメリカ人の友達のように、自分が母語が英語で、子どもにも英語を維持して欲しい親は 結構いるが、みんなどのように 読みを教えたらいいか分からないとのこと。
そして、リーダー本や絵本はたくさんあるけれど、下の子の世話もあって、なかなか じっくり取組みをするのも難しい と。やはり親が英語ネイティヴでも、話せるようにするのとは勝手が違って、読みを教えるのは 苦労するようです。
外国人の友だちと話していても 最近 特に それを感じます。
日本に住む以上、母語である英語は維持させたい。赤ちゃんのときは考えもしなかったけれど、子どもには母語でも読み書きが出来るようになって欲しい。
彼女たちの想いは わたしが想像するよりも はるかに切実。わたしも 少しでも何かできないか思案中です。
Smileにとってのフォニックスは、2歳くらいから歌を中心に覚えたので、生活の一部でした。今やっているようなレッスンとは 全く異なります。
歩きながら、バスの中で、電車の中で…フォニックスをやったのは、日々の生活の中で 5分やそこら。本当に少しずつやってきたので、本人は、フォニックスのルールをやったとは気が付いていないかもしれません。
わたしのアメリカ人の友達も、そうやって「知らないうちに読めるようになったから、教えられない」と。
フォニックス、奥が深いです。
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