4歳9ヶ月。
Smileが文章らしきものを書くようになったのは つい最近のこと。
そのうちライティングの型も経験することになると思いますが、それはまだまだ先です。
ライティングの型で広く知られているのは、英検でも使われている Five paragraph essay(5パラグラフ・エッセイ)(過去の記事『アカデミック・ライティングと型』)。
- Introduction(導入)
- Body 1(本論 1)→ topic sentence(この段落で言いたいこと)→ support→concluding sentence
- Body 2(本論2)→ topic sentence → support → concluding sentence
- Body 3(本論 3)→ topic sentence → support → concluding sentence
- Conclusion(結論)
アカデミック・ライティング(学術的文章)は、英語圏の高等教育機関では、多くの学生が経験するもので、ある決まったルールや型に基づいて文章構成をしていきます。
アカデミア(学術的な場)では、知っておかないといけないルールですが、Smileに教えるのは、Smileが書く楽しさを十分に知ってからでいいのかな、と考えています。
なぜかと言うと、わたし自身、英語で書く楽しさを知る前に「型」を教わってしまい、自己表現する方法を知ったのは それよりも後だったから。
自由に表現するということ
freewriting(フリーライティング)を提唱しているPeter Elbow氏の存在を知ったのは、大学院一年目のとき。Elbow氏は、表現の自由を奪うとしてアカデミック・ライティングに異を唱えたライティングの教育者です。
freewritingとは、間違いや文法を気にせず、頭に浮かんだ文章をひたすら書き続けるという手法。
書くことがなくなったら、”I can’t think what to say(言いたいことが思い浮かばない)”と繰り返し書き、とにかく止まらないで書き続ける。
消しゴムで消したり、訂正もしません(Freewritingについての説明は こちら)。
この手法を知ったときは、衝撃的でした。
日本の大学でも 型をみっちり教わり、それに沿って書かないと減点だったので、型なしで書く概念が当時のわたしには なかったのです。
そして最初は、面白いほどに書くことが出てこない。
「自由に書け」と言われたら 書けない。枠がないライティングがこんなにも労力を使うものなのか、とショックを受けたのを覚えています。
そんな練習を繰り返すうちに、段々と型のないライティングにも慣れてきて、「自分の心の声」をどう文章に反映すればいいのか分かってきました。
ライティングの型は、読者に読みやすくするためにも必要です。でも それをどの時点で導入するかは もっと大切だと感じます。
自己表現する楽しさを知る前に型を教えてしまったら、型に囚われてしまい、正しく書けるようになったとしても 自分の気持ちを表現する書き方ができなくなるかもしれない。そんなことがないように、まずは書く楽しさ、表現する楽しさを知って欲しいです。
お気に入りのコーヒーショップにて。お友達に借りた本を読んでいるところ。
しばらくは こんな風に 自由に好きなものを読んで、自由に好きなものを書く時間を大事にしていきたい。
コメント
フリーライティング最高です。参考になります。
読書もしない言葉がいいんだって
gametaimeさん
フリーライティング ぜひやってみてください^_^