どこから来たの?

5歳4ヶ月。

アメリカ人の友人と話していた時のことが頭から離れず、少し複雑な気持ちでこれを書いています。

その友人の子どもは6歳。昨年より わたしがフォニックスを教えている子です。

普段は、日本の幼稚園に通う、元気いっぱいの女の子。

英語でのお喋りはもちろんのこと、日本語でもお喋りはとっても上手な子です。

そんなBちゃんが最近、自分のアイデンティティを見つめなおしている と。

両親はアメリカ人。本人も、目鼻立ちは はっきりしています。

でも日本語も話すし、日本で生まれ育っている。自分のことは「東京の人」と思っていたそうです。

こんな質問をされる つい最近まで。

「どこから来たの?」

Bちゃんは決まって「東京に住んでるよ」と答えますが、

「ううん。そうじゃなくて、本当はどこから来たの?」とまた質問。

そんな質問を度々されるものだから、Bちゃんも初めは困惑したそうですが、Bちゃんなりの答えを見つけたのだとか。

「東京に住んでるけど、英語人?」

という答え。「英語人」というのが可笑しかった、と友人は言っていましたが、何となく分かる気がします。

アメリカという国の概念はあるだろうけれど、「そこに属する」感覚は 住んだことがないので まだないのだろうな と。

日本にもBちゃんのような子はたくさんいると思うし、これからもっと増える可能性だってあります。

わたし自身、ハワイに住んでいるときに何度となく同じ質問を英語で聞かれましたが、

わたしは「日本人」としてアメリカに住んでいたので、多少「疎外感」を感じながらも不快には思いませんでした。

でも、日本で生まれ育っている人に対して「どこから来たの?」と質問すれば、

「日本人ではないよね?」と聞いてるように受け取られかねません。

「日本人」を定義するのも難しい時代。

アメリカ人同士でも こんな質問をされて腹が立つ、というような動画を以前見ましたが、

仮に質問する側に悪気がなくても、その質問自体が 相手を傷つける内容なのであれば、それは配慮すべきことなのだと思います。

多様な社会になっている中で、質問一つで相手を傷つける可能性もある。わたし自身も気をつけたいと改めて思った出来事でした。

この日は、アメリカから一時滞在している人が体験に来ました。

ここのプリスクールは そんな一時滞在のお友達も来ることがあるからか、みんな新しい出会いにも慣れています。

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