発話:時制の習得

5歳3ヶ月。

以前は、Smileの発話記録を細かく取っていましたが、ここ最近は文単位で話す量が多くなり、記録も追いついていません。

そんな中でも、ハワイ滞在中に「面白いなぁ」と感じる発言が。

いつものように寝る前に着替えるように促すと、こんな返しが戻ってきました。

  • わたし: Okay, so get changed into jammies. It’s past bed time.(はい、じゃあ、寝巻きに着替えて。もう寝る時間過ぎてるよ)
  • Smile: 《笑いながら》I know. I thought you would say that.(知ってる。そう言うと思った。)

おしゃまな返しにも驚いたのですが、時制の一致で いつの間にか きちんと”would”を使えていたことにもびっくり。

過去に、言語習得の順序についてまとめましたが、まだ間違えはたくさんあるものの、ある程度の項目は習得している様子。

 

過去の記事:

  1. 発達の順序(文法要素)
  2. 発達の順序(質問文)
  3. 発達の順序(否定の言葉)
  4. 言語発達の順序と間違い
  5. 英語の発達段階

上の会話にある”would”は、”will”の過去形の不規則変化なので、過去の記事『発達の順序(文法要素)』で書いた項目③に当たります。

Smileに対しては文法的なことはほとんど説明していないので、Smileの場合、

わたしたちが学校で習ったように「”will”の過去形=”would”」と認識している訳ではなさそうです。

おそらくSmileの中では、”will”と “would”は、「”apple”と”orange”」のように違う単語として認識しているのでは、と推測しています。

つまりSmileの場合、「現在のことを話すときは”will”、過去のことを話すときは”would”を使う」と理解しているようです。

他の単語(buy, get, breakなど)も同じで、発話する前に、「”buy”の過去形は”bought”だから、”You bought it yesterday.”」と考えている訳ではないということ。

わたしや 他の英語話者から 繰り返し繰り返し、英語を聞き、

  • 現在のことを話しているのか
  • 未来のことを話しているのか
  • 過去のことを話しているのか

その状況によってSmileなりに文法解釈をし、自分の発話(アウトプット)で試しているのではと考えています。

そして間違いを指摘され、それで修正していく。まさに「間違えながら習得していく」という感じです。

時制や文法を自動的に処理できるようになり、発話の「流暢さ」を高めるためには、やはり「繰り返し」と「気付き(noticing)」が重要な鍵となります。

繰り返し聞き、そのインプットから文法要素に「気付き(noticing)」、そのインプットが定着し、その知識に繰り返しアクセスすることで、習得に繋がります(過去の記事『意味のあるインプット』)。

そんな習得過程もSmileを見ているとよく分かり、とても興味深いです。

赤ちゃんの頃からの お友達とヨガ納め。Smileは右から2番目。

この日は英語を話さない他のお友達も参加したそうで、この4人は小さな通訳としても 頑張ったようです。

2017年も残りわずか。

2018年も よろしくお願いいたします。

英語力よりも大事なこと

5歳3ヶ月。

今回、ハワイ島に1週間滞在してみて改めて感じたのは、英語を話すことはアドバンテージでも何でもないということ。

日本では「バイリンガル」と言うと、まだ特別扱いされる空気がありますが、英語圏に行ってしまえば、英語を話すことは当たり前のこと。

そこで求められるのは、その人の特定分野における能力だったり、人間性や会話力だったり。

わたしも そんなに得意な方ではない会話。今回の旅行では現地の人と接することも多かったので、特にその必要性を感じました。

会話力と言っても、一方的にペラペラと話すのではなく、相手の言ったことを受け止め、会話をさらに広げる返しができるか。

どちらかと言うと質問力に近いのかもしれません。

聞かれたことに対して答えるだけ、あるいは自分の言いたいことを一方的に話すだけではなく、相手からも話題を引き出すような会話力・質問力。

わたしの周りのバイリンガル(マルチリンガル)育児をしているお友達も、そういった面で人間的に魅力的な人が多い気がします。

今のところ、新しい人や環境に対して壁がほとんどないSmile。

今から5年後、10年後、15年後、型にはまらずに 柔軟な考え方を持っていられるか。

人や物事に対して常に好奇心を抱き、自分から世界を広げる しなやかさを持っていられるか。そうなるように、わたしは何をすべきで 何をすべきでないか。

親として色々と考えさせられます。

SmileにいつもよくしてくれるLet It Be Coffeeのお二人。こんな愛すべき人たちに囲まれて これからも健やかに育って欲しいです。

ハワイ島 最終日

5歳3ヶ月。

ハワイ島 7日目。

昨日はハワイ島コナでゆっくり過ごせる最後の日でした。

午前中はビーチでのんびり過ごし、午後はUCCのコーヒー農園へ。

夫がコーヒーの焙煎ツアーに参加している間、わたし達は、農園を散策。Smileと いとこのSくんで落ちているマカデミアナッツを拾って食べたりして のんびり待ち時間を過ごしました。

今回 泊まったのはAirbnbを通して借りたコンドミニアム。ポートランドに滞在したときもそうですが、2家族いる場合は、Airbnbで宿泊施設を探す方がお得なのでよく利用しています。

大体がキッチン付きなので、朝と夜は適当に作って食べたりするのも楽しい。

昨晩はハワイ料理ポケと、蕨を買って最後の晩餐。

上の写真は、日本のFlying Tigerで買った石こうの恐竜と写真立て。2人で「あーでもない こーでもない」と言い合いながら仲良く塗っていました。

あっという間の1週間。姉家族とまた会うのはしばらく先になりますが、クリスマスシーズンを一緒に過ごせました。

今回はほぼ英語での会話だったSmileとSくん。

動的なバイリンガル育児。この次 会ったときはどんな感じになるのか楽しみでもあります。

これから搭乗です。

ハワイ神話と聖地

5歳2ヶ月。

ハワイ島6日目。

ヒロでのんびりと3日間を過ごし、昨日は再びコナへ。

運良く晴れたので、途中、キラウエア火山へ立ち寄りました。

キラウエア火山に魂が眠ると言われている女神ペレ。普段はマグマが見えるそうですが、残念ながら今日は煙だけでした。

ハワイ文化や神話に詳しい姉に説明を受けながら周るので、とても分かりやすい。

その後はプウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園へ。ここは聖地として知られていて、かつては王族が住んでいたそうです。

古代ハワイには「カプ」と呼ばれる厳しい戒律があり、人々はそれを守りながら生活していました。それを破った者は死罪。

唯一 助かる方法は、refuge(避難所)としても知られいるプウホヌアに逃げ込むこと。でも多くの人が泳いで渡る途中でサメに食べられたりして たどり着くことができず、命を落としたそうです。

戦時中は高齢者、女性や子供にとっての駆け込み寺のような役割もあって、敵から身を守れるとされていました。

Smileにも そんな説明をしましたが、SmileといとこのSくんは “park!(公園だ!)”と言って 駆け回っていました。

でも こうやって観光だけでなく 訪れた場所の歴史をSmileと一緒に学べるのは有難い機会です。

ヒロとは打って変わって 日差しが照りつけるコナ。

長いドライブを経て 宿に着いたのはサンセット直前。急いでビーチに向かい、運良く日没に間に合いました。

オアフ島で見る夕陽とも また違う景色です。

ハワイ島:コーヒー農園へ

5歳2ヶ月。

ハワイ島 5日目。

昨日は朝から大雨のヒロの町。

ホノルルに住んでいたときも、雨季は雨が降りましたが、ヒロの雨は想像以上でした。

下の写真は、車で運転中の視界。日本で言えば、ゲリラ豪雨くらいの土砂降り。雨季のヒロは、こんな天気が続くのだそうです。

前が見えないくらいで、運転も怖くなるほど。

それでも午前中は雨が弱まったので、その隙にコーヒー農園へ。

島の反対側のコナにはコーヒー農園はたくさんありますが、湿気の多いヒロでは数は多くないそう。今回 訪問したのはBig Island Coffee Roasters

鬱蒼と木の茂る道沿いに 看板も出ていない小さな農園。中から出てきたのは、感じの良さそうな女性2人。その1人であるケリーさんはオーナーの奥様でした。

話を聞くと、ひょんなことから2010年にコーヒー農園を買い取ることになり、「美味しいコーヒーをハワイで作りたい」と、ご夫婦でポートランドから移り住んだそうです。

ポートランドと言えば、義兄の生まれ育った町でもあり、コーヒー好きのわたし達にとっては何度でも行きたい場所。一気に親近感が湧きました。

そしてケリーさんから、コーヒー豆がどのように栽培されて、どういうプロセスで精製されるか、説明を聞けば聞くほど、美味しい豆がいかに手がかかっていることが分かり、

シングル・オリジンのコーヒーが何故 高いかも理解できます。

シングル・オリジンコーヒーとは、国単位で産地を捉えるのではなく、農園などの小さな単位で捉えて販売されているコーヒー豆のこと。

そのため、品種や生産方法が重要になってくるので、必ずと言っていいほど明記されています。

コーヒーチェリーと呼ばれるコーヒーの実の皮を剥いて中を見せてくれるケリーさん。

上の写真はコーヒー豆を乾燥させているところ。

バケツに入ったコーヒー豆(写真上)は、defect(欠点豆)と言われる豆で、市場には出せない豆だそうです。ほとんどが捨てられるそうですが、バリスタの練習用に使われたりすることもあるとか。

ツアー中、SmileとSくんは、従業員のエイプリルさんに数多くの質問をして若干困らせていましたが、大いに楽しめたようです。

1時間ほどのツアーで30ドル(一団体あたり)。とても充実した内容でした。

言語の切替え

5歳2ヶ月。

ハワイ島 4日目。

昨日は、いとこのSくんはプリスクール最終日。Pajama Day(パジャマの日)だったようで、Sくんはパジャマを着てプリスクールへ。

その他は特に予定もなかったので、午後は皆んなで映画 Star Warsを鑑賞。SmileもいとこのSくんも映画の内容よりも、ポップコーンと映画の雰囲気が楽しかったようです。

以前、最近の言語の切替えは ある程度 Smileに任せていると書きました(過去の記事『英語と日本語のバランス』)。

前回、シアトルに滞在したときもそうでしたが、Smileを見ていると、環境ではなく「人」で言語の切替えをしているようです(過去の記事『動的なバイリンガル育児』)。

姉は いとこのSくんに対して8割 日本語なので、Smileに対しても日本語です。そのため、姉は「日本語の人」。

夫とも普段から日本語のみなので、夫も「日本語の人」。

アメリカ人の義兄は「英語の人」。

わたしはというと、会話の流れも関係しますが、「英語と日本語の人」。

興味深いのが いとこのSくんに対する言語使用。シアトルにいたときは、Sくんは日本語のプリスクールに通っていたので、2人の会話も日本語と英語の両方。

Sくんは「英語と日本語の人」でした。

ハワイ島に引っ越してからは、英語のプリスクールに通い始めたSくん。今回の滞在では、Smileの中ではSくんは「英語の人」に傾いているようです。

同じ空間に 英語の人と日本語の人が混ざる場合は、会話の流れで言語を切り替え。

具体的には、自分が誰に対して言葉を向けているか。

どうやら意識的に言語を切り替えているわけではなく、無意識に切り替わっている様子。

わたしは意識的に切り替えないといけないので、Smileのような柔軟性が羨ましくもあります。

ジンジャーブレッドハウスをこれから作るところ。英語で喧嘩しながらも仲良し。

思いがけない戦利品

5歳2ヶ月。

ハワイ島 3日目(つづき)。

ハワイ島は、オアフ島に比べるとかなり田舎なので、Smile用と教材用に買う本はあまり期待していなかったのですが、

いとこのSくんがプリスクールに行っている間に立ち寄った、ダウンタウンの古本屋(Big Island Bookbuyers)が想像以上の品揃え。

Smileが今ちょうど読んでいる本と、「もう少ししたら読めるかな」という本が全て2ドルほどだったので、10冊ほど購入。

上の4冊は挿絵が多めで、Smileが疲れにくい本。

上の3冊は、文字が小さめで挿絵も少ないので、読むのはまだ先になりそうですが、念のため購入しました。

下の3冊はおまけ。最近、動物のお医者さんに夢中になっているSmile用に買いました。

今回は本もあまり買う予定ではなかったので、宝物を見つけた気分です。

不思議なもので、いつの頃からか海外旅行をすると、自分の物よりもSmileへの本ばかりを探すようになりました。

別の古本屋さんにて。

いつの日か、バイリンガル育児の友達と一緒に旅行し、古本屋めぐりもしてみたいなぁと妄想が膨らみます。

ハワイ島のサンタさん

5歳2ヶ月。

ハワイ島 3日目(つづき)。

昨日、いとこのSくんをプリスクールに迎えに行ったあとは、Rainbow Falls(虹の滝)へ。

昔、姉が学生時代に住んでいた家の裏手にあり、前回は観光客も誰もおらず、ガラガラだったので有名な場所とは知りませんでしたが、

「虹が見れる滝壺」としてヒロでは有名な観光名所だそうです。

今回は実に9年ぶりで子連れだったので、昔とは違う感覚でしたが、とても懐かしい景色でした。

この滝の裏側にある洞窟(写真上)には、半身マウイの母親である女神ヒナが住んでいたと言われているそうです。マウイは映画『モアナ』にも登場しています。

トレイルの裏手には、大きなバニヤンの木がいくつもあり、大迫力です(写真上)。

ここを抜けると、滝に繋がる渓流に繋がります。9年前は、姉に連れられ、渓流の岩場を渡りましたが、子連れではとてもじゃありませんが危険で断念。

午後は、フラのショーが見られるということで、姉が結婚式を挙げたホテルへ。

ところが到着すると、フラのショーをする様子はなく、クリスマスの格好をした地元の親子が集まって何やらお祭り騒ぎ。

どうしたのだろう、と思っていたところに、消防車に乗ったサンタが登場。

下の動画では、Smileも興奮気味に”Real Santa! He got presents! (本物のサンタさんだ!プレゼントも持ってる!)”と叫んでいます。

どうやら、この日はサンタさんと写真撮影ができる日のようで、ロビーには地元の子どもたちの長い列が。

それを知るとSmileもSくんも大喜び。見ていると、地元の人でもハワイアンの人が多く、わたしたちが並んでいいのか分かりませんでしたが、歓迎されたので列の後ろに並ぶことに。

観光客の人はわたしたち以外 誰もいなかったので、どうやら地元の団体とホテルが行なっている行事のようです。一人一人にプレゼントが渡され、サンタさんと一緒に撮影までしてくれる大サービス。

撮影後は、下の部屋に案内され、クッキーとピザが配られました。

サンタさんからのプレゼントを開けてびっくり。バービー人形が入っていました。

サンタさんとの交流でクリスマスモードに火がついたSmileとSくん。「プレゼントを開けたい」コールが止まなかったので、昨日の夜は、プレゼント交換会になりました。

8ヶ月違いのSmileとSくん。二人揃うと賑やかすぎるほどですが、本当の兄妹のように仲良しです。