4歳6ヶ月。
シアトルから帰国して、3日。バタバタとしているうちに、Smileもわたしも時差ぼけはなくなりつつあるようです。
シアトル滞在の最終日に行ったのは、Hibulb Cultural Center。アメリカ先住民の文化資料博物館で、Tulalip族の居留地にあります。
アメリカに行くからには、先住民の歴史をSmileにも知って欲しかったし、アメリカ本土で起きたことも知って欲しいと思っていました。
アメリカ大陸へ移住してきた白人とともに疫病が 持ち込まれ、Tulalip族の祖先の約半数が亡くなってしまったこと。
白人キリスト教徒が作った「インディアン寄宿学校」では、英語を強要され、
自分たちの言葉を話せば厳しく罰せられ、死亡者が多発するほどの重労働も課せられていたこと。
4歳にはまだ難しいとも思いましたが、ヨーロッパから白人が渡ってくる ずっと前から住んでいた人たちがいたこと。
その人たちにも 独自の言語と文化があったこと。
苦しい思いをさせられたこと。
そんな話をしました。
バイリンガル育児をする上で大切にしている「多様性」。でも その多様性が「脅威」として見られ、排他的な時代があったということも少しずつ一緒に勉強したい。
グローバル化と植民地主義、
そして英語帝国主義の結果として、なくなりつつある言語や文化もあるということ。
Smileがそのことを知るのはもう少し先のことと思いますが、そんなことを今回の旅行で改めて考えさせられました。
今夏には ハワイ島に引っ越すかもしれない姉家族。ハワイアンの歴史についても一緒に勉強していきたいと考えています。
キッズスペースも充実しており、Tulalip族の言葉で色に触れたSmileといとこのSくん。