言語発達の順序 と間違い

4歳2ヶ月。

以前、言語発達の順序について記事を書きましたが、最近、Smileが興味深い間違いをするようになりました。

過去の記事:

  1. 発達の順序(文法要素)
  2. 発達の順序(質問文)
  3. 発達の順序(否定の言葉)

これは昨日のバス車内での会話です。どうやら公園で転んで膝を擦りむいたSmile。膝をまくり、わたしに見せてきました。

  • Smile: Mommy, look! I did fall down!(お母さん、見て!転んだの)
  • わたし:Oh, you fell down?(転んだの?)
  • Smile: Yeah. I fell down on the ground at the park, and it’s really ouchie.(うん。公園で転んで、本当に痛いの)

上の会話のように、過去に起きたことを話すときに、否定文や疑問文、あるいは強調構文ではないのに “did”を動詞の前に入れるようになったのです。

わたしが言い直すと、すぐに直りますが、他の文脈でも同じような間違いをするようになりました。全て過去のことを話すときです。

overgeneralization(言語ルールを誤って適用範囲外にも当てはめてしまうこと)は、今までもたくさんしてきましたが、このケースは興味深いな と。

たとえば、規則動詞の過去形には”-ed”を付けるから、それを”fall”にも適用して “I falled down.”にしてしまう。というようなovergeneralizationは起こり得ます。

でもこのケースは 否定文や疑問文のルールを 過去形の文にも適用したのかな、と推測できます。

  • 【否定文】I didn’t fall down.
  • 【疑問文】Did you fall down?

上の例文のように、過去形の否定文や疑問文は、「did + 動詞の原形」になります。

もちろん、”bring – brought”や”break – broke”など、Smileも使える不規則動詞はあります。

でもSmileの中で、「did + 動詞の原形」を「過去を表す」言語ルールとして捉えていて、それを平叙文に適用し、”I did fall down”。

過去の否定文 “didn’t”や 疑問文 “Did you〜?”を使えなかったときには起こらなかった間違いです。

こうやって間違いを繰り返しながら、自分の中の言語ルールを修正していくのだなぁ、とSmileの間違いさえも面白く感じてしまいます。

昨日、Smileが一心不乱に 書いていたメモ。Smileの中では ちゃんとしたお手紙だそうです。何かの暗号のようで面白い。