遊び方が変わった

4歳2ヶ月。

1週間ほど前の動画です。

洗面所で出掛ける準備をしていたら、Smileが来て、

  • Smile: Mommy, close your eyes.(お母さん、目を閉じて)
  • わたし:Why?(どうして?)
  • Smile: It’s a surprise. Close you eyes!(サプライズだよ。目を閉じて!)
  • わたし:Okay.(分かった)
  • Smile: 《わたしの手を引っぱり》Come, come. I made something for you.(来て来て!お母さんのために作ったよ)
  • わたし:Really? Thank you.(本当?ありがとう)
  • Smile: 《手を離し》Okay, you can open your eyes!(いいよ、目を開けていいよ)

目を開けてみると、そこにはブロックで出来た部屋らしきもの。

想像していたよりも、部屋らしい部屋。そして その具体的な説明に 少しビックリ。今までもブロックを積み重ねて お城を作ったりして遊んでいましたが、

なんとなく遊び方が変わったな と。

ただ何かを作るだけでなく、それを言葉にして表現しようとしている。ここ数週間で見えた成長です。

日々の遊びの中にも成長があり、毎日 こちらも驚かされます。

動画では、部屋の間取りを説明しています。

2週間ほど前にSmileがブロックで作ったもの。プリスクールのメインティーチャーのために作った「garden(お庭)」だそうです。ちゃんとベンチとテーブルもあります。

バイリンガル育児 その先は

4歳2ヶ月。

先日、Yoshieさんの開催したランチ会に参加しました。

バイリンガル育児をされていて、育児に留まらず、帰国子女や言語習得理論など、幅広い話題に触れているので、いつかお会いしたいなぁと思っていたブロガーさんです。

大好きな おうち英語仲間も偶然 一緒の参加となり、バイリンガル育児に関して話題が尽きず、あっという間に3時間。

Yoshieさんのお子さん お二人は、アメリカで5年を過ごした帰国子女。その日 参加した5名も 全員が海外経験のある方。

そのため、話題もバイリンガルとしてのアイデンティティから、コミュニティに溶け込む難しさなど、今まで漠然と考えていたことも共有でき、非常に刺激を受けました。

ランチ会が終わってから感じたこと。

それは、「バイリンガル育児を終えた その先」

Yoshieさんの 長男は中学生。息子さんの様子を伺っていて思ったのは、バイリンガル育児と呼べる取組みをSmileに出来るのは そう長くはないのかな、ということ。

中学生ともなれば、アイデンティティも固まってきて、「自分が何者か(Who you are)」ということよりも、「自分がどうなりたいか(Who you want to be)」ということを考えだす頃なのかな、と(関連記事:『英語習得とアイデンティティ①』)。

思春期になり、友達や社会との繋がりの中で、Smileがどんな出来事を経験し、どんなことを思うのか。

そこで わたしが出来ることは、今よりも確実に少ない。Smileが自分で選び、自分で行動することの方が多くなるからです。

でも、今から選択肢を広げてあげることは出来るのかな、と。

今は、バイリンガル育児を通して、偏らない ものの考え方や色んな視野を身につけ、人との関わり方を育んでほしい。

その後は、Smile次第。

彼女が選択し、道を切り開いて行くのかな。

これからの10年、わたしに何ができるかな。そんなことを考えた日でした。

いつもたくさんの刺激と 考えるきっかけを作ってくれるブロガーの方々。とてもありがたい存在です。

まだまだ甘えん坊な4歳。10年後はどうなっているのでしょうか。

言語発達の順序 と間違い

4歳2ヶ月。

以前、言語発達の順序について記事を書きましたが、最近、Smileが興味深い間違いをするようになりました。

過去の記事:

  1. 発達の順序(文法要素)
  2. 発達の順序(質問文)
  3. 発達の順序(否定の言葉)

これは昨日のバス車内での会話です。どうやら公園で転んで膝を擦りむいたSmile。膝をまくり、わたしに見せてきました。

  • Smile: Mommy, look! I did fall down!(お母さん、見て!転んだの)
  • わたし:Oh, you fell down?(転んだの?)
  • Smile: Yeah. I fell down on the ground at the park, and it’s really ouchie.(うん。公園で転んで、本当に痛いの)

上の会話のように、過去に起きたことを話すときに、否定文や疑問文、あるいは強調構文ではないのに “did”を動詞の前に入れるようになったのです。

わたしが言い直すと、すぐに直りますが、他の文脈でも同じような間違いをするようになりました。全て過去のことを話すときです。

overgeneralization(言語ルールを誤って適用範囲外にも当てはめてしまうこと)は、今までもたくさんしてきましたが、このケースは興味深いな と。

たとえば、規則動詞の過去形には”-ed”を付けるから、それを”fall”にも適用して “I falled down.”にしてしまう。というようなovergeneralizationは起こり得ます。

でもこのケースは 否定文や疑問文のルールを 過去形の文にも適用したのかな、と推測できます。

  • 【否定文】I didn’t fall down.
  • 【疑問文】Did you fall down?

上の例文のように、過去形の否定文や疑問文は、「did + 動詞の原形」になります。

もちろん、”bring – brought”や”break – broke”など、Smileも使える不規則動詞はあります。

でもSmileの中で、「did + 動詞の原形」を「過去を表す」言語ルールとして捉えていて、それを平叙文に適用し、”I did fall down”。

過去の否定文 “didn’t”や 疑問文 “Did you〜?”を使えなかったときには起こらなかった間違いです。

こうやって間違いを繰り返しながら、自分の中の言語ルールを修正していくのだなぁ、とSmileの間違いさえも面白く感じてしまいます。

昨日、Smileが一心不乱に 書いていたメモ。Smileの中では ちゃんとしたお手紙だそうです。何かの暗号のようで面白い。
 

 

 

 

 

バイリンガル 理想の姿

4歳1ヶ月。

昨日、プリスクールが終わったあとのこと。

延長保育の子たちがいたので、Smileも帰りたがらず、結局 暗くなるまで残っていました。

ゾンビごっこをしたり、赤ちゃんごっこをしたり、日本語で賑やかに遊ぶ子どもたちの様子を見ていて、

わたしが思う「バイリンガルの理想の姿」だな と思いました。

6人のうち4人は、バイリンガルで、一日中  英語でも過ごせる子たち。

でも あとの2人は英語を話しません。だから自然と皆んな日本語で遊ぶようになりました。

これは、この子たちなりの「英語を話さない友達への心遣い」であって、それが自然にできているのが微笑ましい、と思いました。

このうちの数人だけでも英語で会話すれば、この2人は会話には入れません。だから終始 日本語。英語が混ざることも ほとんどありません。

プリスクールでは、普段から、子どもが疎外感を感じないように、子ども同士で声がけをさせるなど親も気を配っています。

ですが、言語に関しては 使い分けをするように言わなければならない場面に 遭遇したのは数える程度しかありません。

なので、周りをみて言語を使い分けられるようになってきたのだなぁ、と頼もしく感じました。

わたしの周りにも、こういった気遣いを自然に出来る友達がいます。たとえば、一人だけ英語ネイティブで、あとはバイリンガルの友達で集まったとき。

一瞬、会話が日本語になってしまっても、それを英語に直して 英語ネイティブの子に伝える。それを 気付かないほど自然にできるのです。その人が疎外感を感じない気遣いを。

もちろん、これをするには 相応の語学力が必要となります。そこまでの語学力をつけるのも大切ですが、

わたしがバイリンガル育児で大切にしたいと感じるのは こういった「言語の配慮」が出来ること。

Smileも 心遣いが自然にできるバイリンガルに育って欲しいし

わたしも普段から そういった配慮ができるよう心掛けたい。改めて そう思いました。


皆んなでクリスマスパーティで踊るダンスを練習中。Smileは右から3番目。 

待たせる ということ

4歳1ヶ月。

プリスクールでは、「待つ」練習を沢山します(過去の記事『待つ』)。

■ 自分の使いたいオモチャや遊具をお友達が使っているとき。

  • Smile: Can I use it?(使ってもいい?)
  • お友達: Can you wait?(待って)
  • Smile: 《お友達がなかなか貸してくれないとき》I’m waiting.(わたし 待ってるよ)

というように、使いたい旨だけ 相手に知らせ、相手が使い終わるまで待ちます。

■ お友達のワークに興味を持って 一緒にやりたいとき

お友達のワークは 基本的には邪魔してはいけないことなっています。横で見ているのは OK。でも口を挟んだり、手を出して一緒にやろうとするのは NG。

わたしも “He’s doing his work now, so you can just watch.(今ワークしているところだから、見ているならいいよ)”とだけ伝えています。

■ 会話に割り込んで話したいとき

これは、Smileも最近やっと上手になりました。以前だったら、わたしが誰かと会話しているときでも構わず 「聞いて聞いて」と 割り込んできていました。

その度に話を中断して “I’m talking with 〜. Can you wait please?(〜と話しているから待ってて?)”と言わなければなりませんでした。

でもプリスクールでは 会話に割り込むことは注意されます。

代わりにどうするか。

たとえば、Smileがわたしに話したい。でも わたしが他の誰かと話しているとき。

そういうとき、Smileは わたしの肘を触ります。わたしに「話したい」ということを知らせるため。

わたしは、肘にかけられているSmileの手を触ります。「話したいのは 分かっているよ。待っててね」ということをSmileに伝えるため。

これでSmileは、こちらが気に掛けていることが 分かるし、わたしも話を中断せずに済みます。

そして話が終わったら、”Thank you for waiting, Smile. What is it?(待ってくれてありがとう。どうしたの?)と聞きます。

プリスクールの外でも練習していましたが、これは随分と時間が かかりました。でも上手に それが出来るようになった今は、とっても楽になりました。

そして 「待つ」ことが上手になるにつれて、忍耐強くなり、自分の感情もコントロールできるようになってきたと感じます。

皆んなが揃うまで オヤツやご飯を待つのが当たり前になった今、「グランパ。まだ食べちゃダメだよ」と一丁前に言うことも。

思いやる心を育む

4歳1ヶ月。

今日はプリスクールのお当番の日。

子ども8人でしたが、プリスクールにあまり慣れていない子が半数だったので、いつもよりエネルギーを使いました。

Kちゃんは、もうすぐ3歳ですが、最近入った女の子。久しぶりにプリスクールに来て、しかもドロップオフだったので 手がつけられないほどの大泣き。

「やだー!かえりたいー!」と大泣きで叫びながら、ドアの側から離れようとしません。そして大泣きすること30分近く。

もう諦めかけていた頃に やっと進展がありました。きっかけはSmile。

  • Kちゃん:《泣きながら》かえりたいー!
  • わたし:でもね、お母さんたちは ここに迎えにくるんだよ。おうちに帰っても誰もいないよ?
  • Kちゃん:いいのー!かえりたいのー!
  • わたし:これからね、公園に行くから靴履こう?
  • Kちゃん:やだー!行かないー!ママと行くー!
  • わたし:ママは後でお迎えに来るよ。じゃあさ、誰と手を繋ぐ?わたしか、先生か、Smileか。誰と手を繋ぐ?Kちゃん、選んで?
  • Kちゃん:《一瞬、泣き止み》Smileちゃん….
  • わたし:うん、わかった。じゃあ、靴履こうか。
  • Kちゃん:《靴を履く》

靴を履いているSmileに向かって、

  • わたし:Smile, can you hold K-chan’s hand?(Smile、Kちゃんと手を繋げる?)
  • Smile: Okay. But I want to hold hands with you.(うん。でもお母さんと手を繋ぎたい)
  • わたし:I know, but can you hold her hand and make sure she’s not feeling sad?(うん、そうだよね。でもKちゃんと手を繋いで、Kちゃんが悲しくならないようにできる?)
  • Smile: Why?(どうして?)
  • わたし:Because she misses her mommy. Can you be her big sister today and make sure she’s not playing alone at the park?(お母さんがいなくて寂しいからだよ。お姉ちゃんになって、Kちゃんが寂しくないように一緒に公園で遊べる?)
  • Smile: Okay!(分かった!)

そう言うとSmileは、”We’re the leaders!(わたしたちがリーダーね!)”と言って、

Kちゃんの手を取り、一緒に公園まで歩いてくれました。

Kちゃんも、さっきまでの大泣きが嘘のように明るい表情に。公園でも何事もなかったかのように遊んでいたので、わたしも ひと安心。

以前、縦割りの良さについて書きましたが、本当だったら年少の歳であるSmileが こうやって 年下のお友達を思いやる機会があるのは、本当にありがたい限り(過去の記事『縦割りの良さ』)。

Smileも ついこの間まで年上のお姉ちゃんに 優しくしてもらっていた側。そのお姉ちゃんが卒業してからは、Smileが年上グループです。

「ちょっとずつ 年下の子を思いやれるような お姉ちゃんになってきたのかな?」と、Smileの成長を感じた日でした。

Kちゃんと一緒に砂場で遊ぶSmile。子ども同士の会話は そんなにありませんでしたが、子どもなりの世界があったようです。

ちょっと遅いハロウィン

4歳1ヶ月。

今日は 出張レッスンでした。3歳の親子クラスです。

先月、体調不良の子がいてレッスンがキャンセルになってしまったので、ちょっと遅いハロウィンレッスンです。

でも、朝からSmileの顔色が優れないなと思っていたら、出張先近くに到着したところで嘔吐。

突然だったのでビックリしましたが、吐いたあとは本人の顔色もよくなり、足取りもしっかりしていたので、ひどい胃腸炎やノロではないのかなと ひと安心。

直前になってのキャンセルも難しく、ひとまずSmileを連れて出張先のお宅へ。別室でSmileを休ませてもらうことにしました。

寝かせて部屋を出ようとすると、

  • Smile: I’m feeling better now.(ちょっと気分よくなったよ)
  • わたし:Are you sure? You just threw up, so you don’t have to join the class.(本当?吐いたばっかりだよ。クラスは出る必要ないよ)
  • Smile: I don’t have to join the class.(わたしは出る必要ないよね)
  • わたし:Do you want to?(出たいの?)
  • Smile: I don’t want to. I want to rest a little bit.(出たくない。ちょっと休みたい)
  • わたし:Okay, then why don’t you come join us when we do trick-or-treating at the end of the class?(わかった。じゃあ、最後にTrick or Treatするときに加わったら?)
  • Smile: 《にっこりして》Yes.(うん)

Smileがいるレッスンに慣れていたからか、アシスタントなしのレッスンは、いつもより倍近くのエネルギーを使いました。

Smileもレッスンの様子が気になったのか、ドアを少しだけ開けて皆んなの様子を聞いていたようです。

若干4歳。

でも、皆んなのお手本となったり、皆んなを誘導してくれたり、

レッスンには欠かせない存在となってたのだなぁ。

ハロウィン定番の”Go Away, Big Green Monster!“のクラフト。Smileは右から2番目。最後の写真撮影だけ参加しました。

 

子どもの発想力

4歳1ヶ月。

昨日、近所の とんかつ屋さんで食べていたときのこと。

「洋服が ぬげちゃったから ここにおくね」

一瞬なんのことを言っているのだろう、と横を見ると、Smileがお皿に とんかつの衣を置いているところでした。

そうか。とんかつの「衣」が「洋服」ということか。

  • わたし:うん。お洋服 脱げちゃったね。
  • Smile: なんで ぬげちゃったんだろうね。
  • わたし:うん。なんでだろうね。

もし正しく言うならば、「とんかつの衣が剥がれた」。でも、この「洋服が ぬげた」という発想がとても自由で、微笑ましかった。

以前、Smileが「猫じゃらしがあるなら 犬じゃらしはある?」と聞いてきたとき、「じゃらす」という動詞を初めて思い浮かべましたが、それと似たような感覚に陥りました(過去の記事『犬じゃらし』)。

いままで無意識に「とんかつの衣」と使っていたけれど、「衣」は確かに衣服も指すな、と。身体を覆う衣服と同じように、肉や野菜を包むものだから「衣」。

Smileは それを感覚的に「洋服」と呼んだ。

大人の発想では思いつかない表現だなぁ、と感心。

今のSmileは、発想に枠組みがない、いわば自由な状態。これからSmileは たくさんの語彙や表現を身につけていくと思います。

それによって、Smileの考え方や表現の仕方も形づくられていくでしょう(関連記事『アカデミック・ライティングと型』)。

だけれど、こういった縛られない表現も いつまでも持っていて欲しいなぁ。

そんなことを帰り道、思いました。

子どもの自由な発想に ハッとさせられる日々です。