ハロウィンな夜

4歳1ヶ月。

30日は、プリスクールでも一大イベント、ハロウィンパーティでした。

Smileが参加するのは、これで4回目。初めてのときはまだ歩き始めたばかりのころで、どちらかというと 本人よりも親のためのパーティ。

でも いつの間にか子ども主体になり、成長の速さを感じます。

親参加型のプリスクールなので、お母さんたちも たくさん動きますが、この日ばかりはお父さんたちも大活躍。

trick or treatingでは、暗がりに隠れて 子どもたちを待ちぶせし、お菓子やオモチャを配ります。

「お父さんたちも仮装すると楽しいかも」とメインティーチャーが言っていましたが、

蓋を開けてみたら、ホットドッグ(ママはケチャップ)、オラフ、海賊、ロビンフッド、バットマン・・・と、お父さんたちも仮装して大盛り上がり。

わたしは魔女でした。なかなか本格的なコスチュームを着たのですが

これに対してSmileの冷静なコメントが。

  • Smile: You’re a pretend witch, right?(嘘っこの魔女でしょ?)
  • お父さん:わからないよ。あとで本当のウィッチになっちゃうかもよ。
  • Smile: ならないよー。ならないよね、マミー?
  • わたし:You never know. I might turn into a real witch later at night.(わからないよ?夜遅くに本当の魔女になっちゃうかもよ)
  • Smile: Nooo! You won’t. Can I wear nail polish like you? Red one?(ううん!ならないよ。お母さんみたいなマニキュアしていい?赤いやつ)

「仮装」=「仮に扮する」と分かる年齢になり、ハロウィンをまた違った風に楽しめるようになったようです。

1歳になったばかりのSmile。『ゴーストバスターズ』のマシュマロマンに。衣装は手作り。

ママたちによるフェイスペインティングを待つSmile。今年は、天使、妖精、そして締めは やっぱりシンデレラのドレス。

書きの準備

4歳1ヶ月。

Smileは、まだ本格的な文字の練習は初めていません。でも、「書きの準備」は 2歳くらいから初めています。

ワークブックでアルファベットや平仮名を練習するのではなく、具体的には下のようなことをしています。

  • ボタンをはめたり 外したりする
  • クリップをつけたり 外したりする
  • ハサミを使って、線に沿って切る
  • 厚紙を細かくちぎる
  • 塗り絵をする
  • リボンを結ぶ(3歳から)
  • メタルインセッツ(モンテッソーリの教具)

こうした動作を通して、手首や指先などを使った fine moter skills (細かい運動能力)を身につけていきます。

鉛筆をきちんと握る練習も、3歳前からしてきました(過去の記事『えんぴつの歌』)。

メタルインセッツは、モンテッソーリの教具の一つですが、10個の違う形の型をなぞるというもの。

metal_insets-0

Montessorimomより)

メタルインセッツについては、ご自宅で本格的なモンテッソーリの取組みをされている、 Yuzyママさんのブログに非常に分かり易く説明されています。

Smileは、読むことは大好き。英語でも日本語でも自分から読もうとします。

でも書く方は、握る力や指先の力が足りないのと、Smile自身も書くことに自信があまりないと感じたので、文字を書く練習はしばらく待つことに。その代わり、上に書いたようなことばかりしてきました。

そして ここ最近やっと、書く準備が出来てきたかな、と感じるように。「自分で書きたい」という意欲と、運筆力が付いてきた印象を受けます。

先週は、夫の誕生日。スペルだけ わたしが言いましたが、Smileが自分でメッセージを書きました。

自分の名前は書けるのは知っていましたが、「いつのまに こんなに書けるようになっていたんだろう」と感動。

一文字一文字、力強く書けるようになったのも、運筆力が付いてきた成長の証。

中身が大事

4歳1ヶ月。

プリスクールでは、コップやお皿など、共有で使うものは、基本的に色を選べないことになっています(過去の記事『ピンクということにする』)。喧嘩の原因になるからです。

Smileも3歳くらいから徐々に慣れてきましたが、先週は、眠かったのか虫の居所が悪かったのか、「ピンクじゃなきゃイヤ!」と譲らず、こちらも苦戦。

先週、プリスクールでのプレイグループの後、皆んなでランチに行ったときのこと。

店員さんが子ども用のボールを持ってきてくれたのですが、色はピンク、青、黄色、オレンジ。

Smileと お友達のRちゃんは、ほぼ同時に”I want pink!(ピンクがいい!)”。

二人とも「ピンクじゃなきゃイヤ」と譲らないので、結局、ピンクは選択肢から外すことに。すると、Smileの顔はみるみるうちに曇り、泣き顔に。

  • わたし:Smile, do you remember the rule at preschool? We don’t get to choose color, right? Can you choose a different color?(プリスクールのルール覚えてる?色は選べないよね?別の色を選べる?)
  • Smile: 《わたしを睨みつけ》No!(イヤ!)
  • わたし:But there’s only one pink bowl. If you keep saying you want the pink bowl, we’ll have to leave.(でもピンクは1つしかないよ。ピンクがいいって言い続けるなら、帰らないといけないね)
  • Smile: 《お店に響き渡るような声で叫び》No!!!(イヤ!!)
  • わたし: 《Smileを隅っこに連れて行き、Smileの目線にしゃがみ》Is it nice to yell at me like that? I was just asking you to pick a different color. What’s inside is more important. Not the color of a bowl.(怒鳴るのはいいこと?違う色を選んでってお願いしてるだけだよ。中身の方が大事でしょ。ボールの色じゃないでしょ)
  • Smile: 《目を伏せて黙ったまま》
  • わたし: Smile, look at me in the eyes. Which is more important, food inside or the color of a bowl?(Smile。こっち見て。ボールの中の食べ物と、ボールの色、どっちが大事?)
  • Smile: Food.(食べ物)
  • わたし:Right? Do you think you can choose a different color than pink?(でしょう?じゃあ、ピンク以外の色、選べる?)
  • Smile: 《泣きながらうなづく》
  • わたし: Thank you. Okay, let’s go back and join them.(ありがとう。じゃあ、みんなのところに行こうか)

この後、Smileはオレンジ、Rちゃんは黄色のボールでご飯を食べ、いつもの仲良しに戻りました。

その夜、今日の出来事をまたSmileと話したのですが、昼間と違って落ち着いていたからか、わたしの言いたいことを理解してくれたようです。

「外側に見えるものよりも、中身の方が大事」。

4歳に言うことじゃなかったかもしれない、と後で思いましたが、「色にこだわらなければ、悲しむこともない」ということも何となく分かってくれたようです。

翌日、「わたしだけのときは、ピンクでもいい?」とSmile。「もちろん」と わたし。

ちょっとお姉さんになったな、と感じた出来事でした。

一時帰国中のRちゃんと一緒に絵本を見るSmile。

言葉の使い方

4歳1ヶ月。

今日はプリスクールのお当番の日でした。

皆んなで公園に行き、プリスクールに戻ってきたときのこと。

子どもたちがプリスクールに入るのをドアの外で待っていると、中でSmileが突然、大きな声で叫んでいるのが聞こえてきたのです。

どうやら、靴を脱いで 靴箱に自分で置きに行こうとしていたところに、お友達のKくんが、Smileの靴を取って、代わりに置いてきてしまった様子。

  • Smile: 《大声で泣きながら》Nooooo! (だめー!!)
  • わたし:What’s wrong?(どうしたの?)
  • Smile: 《泣き続けながら》He took my shoes! I wanted to do it by myself.(靴を取ったの!自分でしたかったのに!)
  • わたし:《しゃがんでSmileの目を見ながら》Okay, but can you talk to him about it? I know you’re angry, but you didn’t have to yell like that. You could’ve said it nicely.(うん、でもKくんに話したら?怒ってるのは分かるけど、怒鳴らなくても良かったんじゃない?丁寧に言えたんじゃないかな)
  • Smile: 《顔を背けて黙り込む》
  • Kくん:I can’t hear you.(聞こえないよ)
  • わたし:《Kくんに向かって》K, you don’t have to say that. Smile, can you tell him why you were upset?(K、それは言わなくていいの。Smile、なんで怒ったのかKくんに伝えたら?)
  • Smile: I wanted to do it by myself.(自分でしたかったの)
  • Kくん:Okay. Sorry.(分かった。ごめんね)

プリスクールでは、子どもの世界に干渉せず、子どもたちで解決できるように少しだけ手伝うときがあります。今回も最終的には2人に解決してもらいました。

Kくんは親切心でSmileの靴をしまってあげた。Smileは、自分でしたかったのに、勝手に靴をしまわれてしまった。

どちらも悪くはない。

でも、お友達を傷つけるような きつい口調で怒鳴ったのは良くなかった、と後でSmileに説明しました。

プリスクールに参加した頃、まず気をつけたのは、”Don’t〜(〜しないで)”や”No 〜ing(〜しない)などのネガティブワードを少なくすることでした。

Smileがお友達や他の人に使って欲しくない表現は なるべく避けるようにしたのです(過去の記事『Noを少なく』)。

以来、Smileも、お友達に対して傷つくような表現は使わなくなってきたと感じます。

例えば、お友達がSmileの持っているものを突然取っても、”No(やめて)!”という代わりに、

“I was using it. Can you wait?(使ってたの。待って)”

と言えるようになってきました。

英語でも日本語でも同じことですが、お友達を傷つけるような言葉を使ったり、行動はしてほしくない。

でも、日頃のわたしの接し方が そのままSmileの言動に映し出されるので、わたし自身も、「こうすればよかったかな」とか「こう言えばよかった」と反省の日々です。

ケンカも多いけど、仲の良い子どもたち。小さい頃に比べると 言葉で説明するのも上手になりました。

多様性は大切だけれど

4歳1ヶ月。

少し前、昔の日本では虫を食べるのは普通だった、という話をSmileにしたことがありました。

数日前、それを思い出したのか、ご飯を食べていたときに

  • Smile: When bugs are dead, can we eat them?(虫って死んだら食べれる?)
  • わたし:I wouldn’t eat them. It’s gross…(わたしは食べたくないな。気持ち悪い….)
  • Smile: Gross?(気持ち悪い?)
  • わたし:But did you know people eat insects in some cultures? And insects are not gross for those people. Maybe they eat insects just like we eat meat or fish everyday.(でも、違う文化では、虫を食べるって知ってた?そういう人にとっては、虫は気持ち悪いものじゃないよね。わたしたちが毎日、魚や肉を食べるみたいに虫を食べてるのかもね)
  • Smile: じゃあさ、そこに行ったらさ、食べてみようか。ムシ。おいしいかもね?
  • わたし:う、うん。そうね。

「虫を食べれるか」と聞かれて、とっさに”gross(気持ち悪い)”と言ってしまった わたし。「しまった」と思い、上のような話をしたら、

Smileの この反応。

多様性を大切にしてきたつもりでしたが、Smileの方がよほど柔軟。

そして たくましいというか、好奇心旺盛というか。

Smileに また一つ教えられました。


公園で 動かないカメムシを見つけ、生きているのか 死んでいるのかが気になって仕方ないSmile。

犬じゃらし

4歳1ヶ月。

数日前のこと。バス停まで歩く道すがら、猫じゃらしを目にしたSmileが不意に聞いてきました。

(下の会話は、日本語と英語でされています。青字は和訳です)

  • Smile: Why it comes first? Neko-jyarashi?(なんで それが最初にくるの?「ねこじゃらし」)
  • わたし:《語順を言い直して》Why does it come first?(なんで それが最初にくるか?)
  • Smile: 《語順を言い直して》Why does it come first?(なんで それが最初にくるの?)
  • わたし:What do you mean, “Why does it come first?”(どう言う意味?)
  • Smile: なんで猫じゃらしなの?
  • わたし:《itが何を指すのかが分かり》ああ、どうして「猫」が先に来るか?
  • Smile: そう
  • わたし:んー。なんでだろうね。”-jyarashi” is something you can use to play with a cat.(「じゃらし」は、猫と遊べるもの のことじゃないかな)
  • Smile: To play with a cat?(猫と遊ぶのに?)
  • わたし:《猫じゃらしを手に取って》I think it’s called “Neko-jyarashi” because it looks like a cat toy.(猫のオモチャみたいだから、猫じゃらしって呼ばれてるんじゃないかな)
  • Smile: A cat toy? じゃあさ、「犬じゃらし」はある?
  • わたし:犬じゃらし!犬じゃらしは聞いたことないなぁ。

後から考えると、「猫じゃらし」は何故「猫」という言葉が先に来るのか気になっただけだとだと思いますが、

Smileとの やり取りで「なるほど。なんでかな」と思うことが多くなってきました。今まで無意識に「猫じゃらし」と呼んでいましたが、Smileに聞かれて、「じゃらす」という動詞を初めて思い浮かべました。

とっさに、「猫じゃらし」があるのなら、「犬じゃらし」もあるはず、という子どもの 縛られない考え方。参りました。

プリスクールまでの道も、わたしとsmileには大切な時間。

ハロウィンな集まり

4歳1ヶ月。

昨日は、Smileが赤ちゃんの頃から仲のいい友達との集まりがありました。

近所の英語サークルで会って以来、機会があると集まる、気の置けない仲間たちです。

ロンドンに行ってしまった友達が一時帰国し、皆んなで集まろうということになりましたが、2家族は参加できず。それでも総勢17名。賑やかでした。

会った頃は、最年長が1歳半。最年少は2ヶ月でした。それが今は皆んな3歳から4歳。弟や妹も出来ました。日本語で遊んだり、気がついたら英語でお喋りしていたり。

時が経つのは本当にはやい。

海外で生活をしている子、インターに行く子、フランス語の学校に行く子、日本の幼稚園に行く子、そしてバイリンガルのプリスクールに通うSmile。

みんな バラバラの道。

でも5年後や10年後、子どもたちはどういう風に成長しているんだろうね。

そんな話をしながら、また集まろうね、と解散しました。

最年少は1歳半。皆んな並んで写真を撮るのは至難の業。

愛すべきコーヒーの人たち

4歳0ヶ月。

今、Smileの生活に深く関わっているのは、家庭、プリスクール、そしてコーヒーショップ。

どれも、バイリンガル育児に欠かせない要素です。

豆をブレンドしない、シングルオリジンのコーヒーに夫婦で魅了されて以来、時間さえあれば、Smileを連れて都内のコーヒーショップに通っています(関連記事『Coffee People』)。

そんな行きつけのコーヒーショップが、8ヶ所くらい。

どのお店に行っても、Smileの顔を見ると「あ!Smileちゃん!」と声をかけてくれる店員さんたち。手があけば、Smileと本気で遊んでくれる店員さんもいるので、Smileにとってみれば、コーヒーショップは日常にあるもの。

【バイリンガル育児とコーヒーショップ】

Smileのバイリンガル育児に欠かせない、とわたしが思っているのは、

「新しいものや人に対して、壁を作らない」ということ。

新しい環境に放り込まれても、壁を作ってしまわず、開いた状態でいられるか。

これは、わたしがずっと苦手としてきたことでもあります。英語に対してもそうだったし、大学院時代も、新しく会う人や考え方に少なからず壁を作ってしまい、それに苦しんだ時期もありました。

Smileに対してバイリンガル育児をするのは、こうした背景もあります。日本語とは違う言葉(英語)を話すことで、異なる文化や考え方、あるいは新しいものに対しても壁を作らない柔軟な姿勢でいられるようになって欲しい、という思いがあります(関連記事『心地のよい言葉とは』。

海外に行き、異文化に触れるというのも数多くある方法の1つですが、Smileにとっては、それを肌で感じられるのがコーヒーショップでの時間。

その空間は、「コーヒー好き」が集まる1つのコミュニティのようなもの。背景の全く違うお客さん同士でも、お互いに壁がなく、気が付いたら会話が始まっていることも少なくありません。

海外の人だったり、若い学生さんだったり、他のコーヒーショップの人だったり、まさに多様性に富んでいます。普段 出会えない人に会える場所でもあります。

その中で、顔馴染みの人たちに囲まれながらも、新しく会った人たちと繋がる(関連記事(『英語はツール』)。

そんな時間をSmileも楽しんでいるようです。

身体を張って、本気で遊んでくれるコーヒーショップのお姉さんとお兄さん。楽しそうなSmileに吸い寄せられるように、通りすがりの男の子も参戦。30分以上は遊んでいたでしょうか。