グランマ& Smile プロジェクト

3歳5ヶ月。

先週末は、仕事が重なっていたため、わたしの実家に滞在し、両親にSmileをみてもらっていました。

最近、文字への意識が高まっており、何でも自分で読みたがるSmile。わたしの母も英語の先生をしているので、母の部屋は教材やら絵本で溢れています。Smileにとってみれば、宝の山がある部屋。

その中でSmileが見つけたのが百人一首。わたしや姉たちが子どもの頃のものなので、もうボロボロ。でも一生懸命、上の句を読もうとしていたそうです。

そこで母が思いついたのが、カルタ作りプロジェクト。

そんなことを知らずに仕事から戻ると、玄関もリビングも誰もいないので2階の母の部屋を覗くと、母とSmileが黙々と作業。わたしに気付いたのに、Smileは切る作業に一生懸命で見向きもしません。

母が諺カルタをプリントアウトし、Smileが糊で画用紙に貼って切るという、わたしだったら「わぁ。大変!」と言ってやらなそうな 気の遠くなるような行程。

滞在2日目にはカルタも完成。3日目には、Smileはルールも理解し、ことわざカードを読まれたら、そのカードを取る というのも出来るようになっていました。

こんな風に ことわざも覚えていくのだなぁと感心するとともに、長年 子どもを教えている母のフットワークの軽さは さすがだなぁと尊敬。

そして、平仮名への興味が強まると同時に、英語もイニシャルサウンドだけでなく、一文字一文字 音読みをするようになり、その成長は興味深いものがあります。

  (母が ことわざカードを読み、そのカードを取るSmile)

わたし、ほ乳類?

3歳4ヶ月。

一週間ほど前のこと。プリスクールの帰り道、歩いていたら、Smileが急にこんなことを聞いてきました。

  • Smile: Mommy, I’m a mammal, right?(お母さん、わたし ほ乳類だよね?)
  • わたし:Yes. Wow. Who did you learn that from?(うん。わ、すごいね。誰から教わったの?)
  • Smile: 《プリスクールのメインティーチャーの名前を挙げて》From A-san.(Aさんから)
  • わたし:Yes. That’s right. Did you also learn what makes you a mammal? Your blood is…(その通りね。ほ乳類の特徴も習った?血が…)
  • Smile: Warm!(温かい!)
  • わたし:That’s right! How about hair? We have…(その通り!体毛は?わたしたちは…)
  • Smile: We have hair!(髪の毛がある!)
  • わたし:What other things are different from other animals? Do mammal babies eat food?(他は?他の動物と何が違う?赤ちゃんは食べ物を食べる?)
  • Smile: No! Babies drink milk!(ううん!おっぱい飲む!)
  • わたし:Right.(そうだね)

Smile以外の子に対して、ほ乳類の説明をしたことはあったものの、Smileが勉強するのはまだまだ先と思っていたので、Smileの口から”mammal(ほ乳類)”や”warm-blooded(温血の)”という言葉が出てきたことにビックリ。

プリスクールでは、モンテッソーリのカリキュラムを組んでいて、「忘れることを前提」として子ども達に教えています。

一日、10〜15分しか教えていないのに、暗記ではなく、こんな風にちゃんと自分の周りの世界を理解しようとしている子どもの可能性には驚かされます。

そして、そんな子どもの成長について行くのに わたしももっと勉強しなければ、と身が引き締まる思いをする毎日です。

 (ワーク前の公園タイム。年齢関係なく遊べるのも、ここのプリスクールの魅力です)

きんのたまごのほん

3歳4ヶ月。

以前、Smileが文字に対して敏感になっていると書きましたが、ここ数週間の平仮名への集中力はものすごいものがあり、その成長の速さに驚かされます。

先日、『童話館ぶっくくらぶ』から届いた一冊の本をきっかけに、平仮名の自力読みに一気に火がついたようです。

届いたのは、『きんのたまごのほん』。とっても綺麗な色使いで、まるで絵画を眺めているような一冊。わたしの方がうっとりしてしまいます。

ひとりぼっちの うさぎが、ある日たまごをみつけます。

中に何が入っているのか知りたい うさぎは、たまごを押してみたり、ころがしてみたり、木の実をなげてみたり、耳を澄ましてみたり、いろんなことをしてみます。

けれども一向に割れない たまごを前にして、やがて うさぎは眠くなって寝てしまいます。

うさぎが寝ている間に たまごは割れて、中から出てきたのは ちいさい あひる。

寝ているうさぎを見て、あひるは、いろんなことをして うさぎを起こそうとします。

Smileが このお話のどの辺を気に入ったのか分かりませんが、一日に何度も何度も読んでとお願いしてきたり、自分で読もうとします。

下の動画は、5日前、数十分かけて この一冊を一人で読んだときのもの。まだ一文字一文字 読んでいるので、意味のまとまりで捉えられてはいないと思いますが、こうしたきっかけで読みを覚えていくのだなぁと感心。

英語は、もっと複雑なので少し時間がかかりそうですが、文字への意識が高まっている今、日本語と英語、両言語でたくさんの本に触れて欲しいと感じます。

Love You Forever

3歳4ヶ月。

数日前、電車に乗っていたときのこと。Smileが唐突にこんなことを言いました。

  • Smile: Mommy, can you say “I love you forever” to me?(お母さん、「いつまでも愛してる」ってわたしに言って?)
  • わたし: I love you forever. (いつまでも愛してるよ)
  • Smile: No! Like the mommy in the book. Can you say, “I love you forever”?(違うの!本の中のお母さんみたいに、「いつまでも愛してる」って言える?)
  • わたし: Oh, okay. 《Smileを抱っこしながら》I’ll love you forever. I’ll like you for always. As long as I’m living, my baby you’ll be.(うん、わかった。《Smileを抱っこしながら》いつまでも愛してるよ。どんなときも大好き。わたしが生きている限りは、あなたはわたしのベビー)
  • Smile: 《嬉しそうに》I’m not a baby?!(赤ちゃんじゃないもん!)
  • わたし: But you’ll always be my baby.(でもお母さんにとってみたらベビーだよ)
  • Smile: 《笑いながら》I’m not a baby!(赤ちゃんじゃないよ)

これは、” Love You Forever “という絵本に出てくるお母さんが子どもに対して口ずさむ子守唄です。しばらく読んでいなかったので、Smileの口から ふいに出てきて驚いたのと同時に、Smileの中でこの絵本がちゃんと生きているのだなぁと嬉しくなりました。

生まれたばかりの男の子を抱っこしながら、毎晩、男の子のお母さんは子守唄を口ずさみます。

”いつまでも愛しているよ

どんなときも大好きよ

わたしが生きている限りは、あなたはわたしの赤ちゃん”

男の子が2歳になっても、9歳になっても、大人になっても、お母さんは夜になると男の子の部屋へ行き、抱きかかえながらその子守唄を口ずさみました。

やがてお母さんは年老いて病気になり、歌うことができなくなりました。

男の子は、お母さんを抱きかかえて、その子守唄を口ずさみました。

”いつまでも愛しているよ

どんなときも大好きだよ

ぼくが生きている限りは、あなたはぼくのお母さん”

これは、作者のロバート・マンチ氏が授かった子どもを過去に2回死産で亡くし、その悲しい経験を乗り越えて絵本にしたものだそうです。子守唄は、亡くなった子どもへ贈ったもの。

Smileが思春期に入ってから抱っこしたら、さすがに嫌がられそうですが、この絵本の影響なのか、たまに、”When I’m (I become a) grown up, I’m gonna hold you.(大人になったら、お母さんのこと抱っこするね)”と言うときがあり、びっくりさせられます。

子育てをしていると、つい忘れてしまう、Smileが生まれた日の想い。この絵本は、そんな想いを思い出させてくれ、原点に立ち返らせてくれる一冊です。

カレンダーと序数

3歳4ヶ月。

2ヶ月半前、Yuzyママさんに教えていただき一緒にアドベントカレンダーを作って以来、毎朝、カレンダーで日付を確認するのが日課となりました。

初めの頃は、Smileの中に序数という概念もなかったので、数字を指しながら”What’s the date today?(今日は何日?)”と聞くと、”One!(1!)”というような答えでした。

こんな風に、理解しているかどうか分からない状態で、毎日続けていたのですが、数日前、序数が出来ていることにびっくり。日々のシール貼りで、数字に”-th”を付けるということを何となく覚えたようです。

  • わたし:《土曜日のところを指差しながら》What day of the week is it today?(今日は何曜日?)
  • Smile: Monday?(月曜日?)
  • わたし:《再び土曜日のところを指差しながら》What letter does it start with?(何の文字から始まっている?)
  • Smile: S!
  • わたし:Yes. S-A-….(そう、サー…)
  • Smile: Saturday!(サタデー!)
  • わたし:That’s right! 《6日のところを指して》And what’s the date today?(そう!それで今日は何日?)
  • Smile: Sixth!(6日)
  • わたし:So, it’s…(だから今日は)
  • Smileとわたし:Saturday, February sixth, 2016!(2016年2月6日の土曜日!)

文字読みも少しずつ始めているので、なるべくカレンダーの曜日欄を見て、推測してもらうようにしています。”SAT(土曜)”だったら、Sで始まるのでSaturdayという風に。

“First(1番目)”は、”I go first!(わたしが先に行く!)”などのように、会話でよく登場するので使えますが、”Second(2番目)”や”Third(3番目)”は不規則変化なので、まだもう少し時間がかかりそうです。

アドベント・カレンダーから、思いがけず広がった毎日の日課。カレンダーを通して、次はどんなことに気付くのかと楽しみでもあります。

文字への意識

3歳4ヶ月。

第二言語習得理論の世界では、どのようにして第二言語が習得されるかという議論が50年以上もされ続けているそうです。

最近の日本では、「インプット仮説」がよく知られています。これは、理解可能なインプット(Comprehensible Input)が十分に与えられれば言語習得に繋がるという、言語学者Stephen Krashen氏が1970年代に提唱した仮説です。

「インプット仮説」以外にも、第二言語習得理論は数多く存在し、どの仮説が言語習得を的確に説明できるのか、研究者の間でも議論が続いているようです。

Smileに対してバイリンガル育児を始めてから、昔読んだ理論に関する資料をまた読み返しているのですが、中でも改めて興味深いと感じたのが、言語学者 Richard Schmidt氏の提唱した、「気づき仮説」(Noticing Hypothesis)。

この仮説は、インプットが十分に与えられた状況でも、そのインプットに対して「気付き(noticing)」が起きなければ、習得には繋がらないという考え方。習得は無意識に起こるとされているインプット仮説と少し異なり、気づき仮説は、言語の特徴に繰り返し意識を向けることで、気付きが起こると考えています。

批判も多い仮説ですが、Smileを観察していると理にかなっている部分もあると感じます。

4ヶ月前は、日本語でも英語でも文字に対して意識が向いていなかったため、指差しをしながら絵本を読んでいても、ほとんど文字に視線が向くことはありませんでした。

それが今は、こちらが働きかけなくても、文字を見れば、看板や広告でも自分で読もうとする意識が働いています。文字に対して「気付き」が起きている段階だと感じています。

英語ママさんと、さんごまみぃさんによる『ママだからこそ出来る自力読み準備ワークショップ』でも、「その子に合った時期を見極める」と述べていましたが、この「気づき仮説(Noticing Hypothesis)と相通ずるものがあり、「なるほどなぁ」と納得しました。

気付きが起きていなければ、いくら多量のインプットを与えても、結果に繋がるとは限らない。反対に、「適切な時期」あるいは「準備ができた状態」を見極め、言語の特徴に意識が向くようにしていけば、インプットの効果は上がるのではないかと思います。

また、インプット仮説が提唱するように、発達段階に合った、理解可能なインプットであることも大切だと感じます。

この動画では、文字を読んでいるように見えますが、半分は暗唱、残り半分は最初の文字で推測しながら読んでいるので、実際に読めているわけではありません。

英語ママさんとさんごまみぃさんのお言葉のように、自分の子どもの時期を見極めながら、焦らず、楽しみながら自力読みに繋げていけたらと思います。

 (プリスクールへ行くまでのバスの中で読む本たち。今までは日本語の絵本を持ち歩いていましたが、アルファベットへの意識が高まっているので、ここ数週間は英語の本を持ち歩いています)

虹の作りかた

3歳4ヶ月。

プリスクールでは初めの頃に、3原色(赤、青、黄)の絵の具を少しずつスポイトで混ぜ合わせて、色水を作るワークに取り掛かります。

2歳10ヶ月頃は、いつの間にか遊びに発展してしまい、気が付いたら真っ黒な色水が出来ていた、ということもよくありましたが、最近は、青と赤を混ぜたら紫になる、というように色の組み合わせも何となく分ってきたようです。

そして3日前、Smileがふと口にした言葉にはっと驚かされました。

  • Smile: Mommy?(お母さん?)
  • わたし:Yes?(なに?)
  • Smile: I know how to make a rainbow.(虹の作り方知ってるよ)
  • わたし:Wow. Really? How?(へぇ。本当?どうやって?)
  • Smile: You need to put purple, red, blue, yellow, and maybe black?(紫と、赤と、青と、黄色と、たぶん黒が要るんだよね?)
  • わたし:Wow. I’m impressed! How did you know?(すごいね。どうやって知ったの?)
  • Smile: 《笑いながら》I know!(知ってるの!)

また、夕焼けを見たら、”I see red, orange, white, and blue!(赤、オレンジ、白、ブルーが見える!)”と、複雑な色合いも表現したがるように。

プリスクールで、遊びの延長でやっていた色水のワーク。こんな風に時間を経て、日常の色んな場面で成長の印として顔を覗かせるので、こちらも驚かされます。

 (今日のプリスクールはクッキングの日でした。レンコンのキンピラを皆んなで作っているところ)

えんぴつの歌

3歳4ヶ月。

プリスクールでワークが始まったのは2歳10ヶ月ごろでしたが、そのときにメインティーチャーに教わったのが『えんぴつの歌』。

まだ上手にクレヨンや鉛筆を握れなかったため、毎回、歌いながら鉛筆の握り方を練習しました。

My thumb is bent(親指を曲げて)

Pointer points to the tip(人差し指は鉛筆の先に向けて)

Middle finger uses its side(中指は鉛筆の横を持って)

I tuck my last two fingers in(残りの二本を折り曲げて)

And take it for a ride(さぁ、鉛筆で書きましょう)

下の音声は、今日、Smileと一緒にワークブックをやったときのものです。たまに持ち方が違っていたりするので、今でも歌いながらおさらいをします。

2歳11ヶ月の頃は、まだ丸も上手に描けませんでした。でも気が付いたら上手に色が塗れるようになって、ハサミを使えるようになり、何となく自分の名前も書けるようになってきました。運筆力も付いてきた気がします。

こうした、「書き」に繋がるステップをゆっくり着実に上がっているのだなぁと思うと、子どもの成長のはやさに驚かされます。