想像力 と 笑い

4歳6ヶ月。

Amelia Bedeliaは、Smileも好きな絵本の主人公。

Amelia Bedeliaは、明るく性格のよい家政婦さん。働き者の彼女ですが、なんでも「文字通り」に解釈してしまう困ったさん。

慣用句や比喩的な表現を聞くと、それを全て文字通りに解釈してしまうのです。

たとえば、雇い主に渡された仕事リストにあった、”dusting the furniture(家具ホコリをはらう)”というメモ書き。

Amelia Bedeliaは、”dust(粉を振りかける)”と文字通りに解釈してしまい、家具を粉だらけにしてしまいます。

昨日、Smileが読んでいたのは、Amelia Bedeliaが子どもの頃のエピソード。リーダー本としてシリーズ化されています。

この”Amelia Bedelia Hits the Trail(Amelia Bedelia ハイキングに行く)”で、Smileが特に笑っていたのが、ランチタイムに先生が言った一言。

“We’ll eat lunch on the bank. Dig in!”

(ここの土手でお昼を食べましょう。さ、食べ始めて!)”

Amelia Bedeliaは、”bank(土手)”を “bank(銀行)”に、

“dig in(食べ始める)”を “dig in(穴を掘る)”に、またまた文字通りに解釈してしまいます。

Smileも、読みながら “Not that ‘dig in’, right?(そっちの”dig in”じゃないよね?)”と 可笑しくてたまらない様子。

4歳になる前にAmelia Bedeliaの絵本を図書館で読んだときは、その面白さがピンと来なかったようですが、

おうち英語仲間のお姉ちゃんたちにジョークの面白さを教わってからは、言葉の持つ比喩的な面白さに興味を持つように。

ユーモアを理解するには、語彙力だけでなく 想像力も必要。

Amelia Bedeliaの、トンチンカンだけれど 想像力豊かな解釈を通して、わたしもSmileも 楽しんでいます。

動画は、「先生の名前の文字数が多い」と言って数えているところ。

英語ネイティブの子に 読みレッスン

4歳6ヶ月。

数日前、アメリカ人の友達から連絡があり、自分の子に読みを教えて欲しいとお願いされました。

4歳の子と 5歳半の子。2人とも両親は英語ネイティブです。

4歳のEちゃんはインターに通っていて、5歳のBちゃんは日本語の幼稚園に通っています。3文字までは なんとか読めるけれど、フォニックス読みでは読めない単語は混乱しているとのこと。

そこで提案したのが、月に2回のレッスン。子どもに30分。残りの15分はママ達に おうちでの取組みを説明。

わたしが普段 教えている子どもたちは、母語が中国語だったり韓国語の子もいますが、普段の会話のほとんどが日本語の子たち。

英語に普段 接していない子に読みをフォニックスを教えるのと、母語が英語の子たちに それを教えるのとは 質が だいぶ違ってきます。

一番違うのは、スピーキング力と豊富な語彙力。

英語に接していない子は、フォニックスのルールで「nest」という単語が読めたとしても、それが「巣」だと知らなければ、読みも なかなか進めることができません。

だから、フォニックスのルールを入れると同時に、語彙も増やすアクティビティをしていかなければならない。

でも英語ネイティブの子たちは、既に語彙力がある。

文構造も身に付いているので、ルールとサイトワードさえ身に付き、読むのが嫌いでなければ、勘で読み進めることができます。

そういった子たちが飽きないようなレッスンを考えるのも 良い経験になりそうです。

5歳のBちゃんは、こちらが たじろぐほどのお喋り上手。子ども達の英語力に負けないよう、わたしも頑張りたいと思います。

Smileも大好きなお友達なので、「レッスンは参加する?見てる?」と聞いたら、

  • Smile: I wanna join, but can l play upstairs if get bored?(参加したいけど、飽きたら上で遊んで良い?)

普段のレッスンではSmileは、 答えが分かっても他の子を優先させなければなりません。今回も自分の役割を分かってくれているようです。

縦割り sleep over

4歳6ヶ月。

先週末は、お友達にお誘いいただき、家で英語の取組みをしている仲間でお泊り会に行ってきました。

大人7人。子どもは 3歳から8歳までで、11人。

わたしは夕方まで仕事だったので、夕食以降からSmileと参加しました。

Smileが3歳になったばかりの頃からの お友達もいるし、最近 仲良くなったお友達もいます。

それでも 会えば会うほど好きになる、魅力のあるママと子ども達です。

そんな楽しい場で 今回 Smileが影響を受けたのが、ポケモンカード。

大きいお兄ちゃん達の輪に入りたい。

大きいお姉ちゃんとポケモンカードについて話したい。

そんな想いからか、帰り道に珍しくSmileがポケモンカードをねだってきました。

  • Smile: I want Pokemon cards. Can you buy them for me? You can buy it (them) at a conbini.(ポケモンカード欲しい。買ってくれる?コンビニで買えるよ)
  • わたし:Okay, we can stop by at the conbini near our house.(じゃあ、家の近くのコンビニに寄ろうか)
  • Smile: 《泣きそうになりながら》But I want it now…(でも今欲しい….)
  • わたし:I’m carrying a lot of stuff now. And it’s a little hard for me to look for the cards right now. Can we go later?(今は荷物が多くて、カードを探すのは大変だから後でもいい?)
  • Smile: 《半べそで》…Okay.(わかった)

電車の中でも しばらくベソをかいていましたが、帰宅後、コンビニで買ってもらい、大満足のSmile。横浜の両親にも早速 自慢していました。

以前、「モチベーション」は学習者の「移り変わるアイデンティティ」と切り離せない関係にあり、

学習者が第二言語に「投資」するか否かは、「なりたい自分」がどう変わるかで変わって来る、と書きました(過去の記事『モチベーションと投資』)。

Smileが英語を遠ざけてしまわず、時間と労力を投資してまで英語を使い続けたいと思ってもらうには、

今後 日本語環境に囲まれてからも、Smileが英語で伸び伸び過ごせるコミュニティを維持していかなければいけない。

英語を話すことが決して特別ではなく、誰もが自然体でいられる場。

先日のお泊り会は、まさにそんなコミュニティの一つなのだなぁ、と改めて感じました。

お風呂も入り、ポップコーンを食べながら、皆んなで映画鑑賞し。普段は滅多に出来ないことなので Smileは大喜び。

 

 

 

ヘレン・ケラー

4歳6ヶ月。

おととい、プリスクールのお仕事の時間に読むはずだった『ヘレン・ケラー』の本。時間がなくて、昨日、バスの中で読むことに。

もう一回 読みたかったようで、プリスクールに着いたら 1人で読み始めました。

4歳になったばかりの頃、エレベーター内にある点字や、ホーム上や道路上にある点字ブロックについて 興味を持ったSmile。

そのときに、目が見えない人や耳が聞こえない人がいて、点字や点字ブロックはそういった人たちのためにあると話しました。

そのときのSmileは、なんとなく 分かったような 分からなかったような。でも今回の本で 前よりも理解できたようです。


普段 意識せずにいることを聞かれ、わたしが学ぶことの方が多いです。

幼稚園への憧れ

4歳6ヶ月。

Smileは、6歳まではプリスクールに行かせようと考えています(過去の記事『インターではないプリスクール』)。

仲の良い友達がみんな卒業してしまったら また状況も変わるかもしれません。

今のところ Smileもそれで納得していますが、たまに幼稚園への憧れを見せます。

昨日も、ビデオ通話で両親と話していたときのこと。「年中」という言葉が思い出せなくて、泣きそうになったSmile。

  • Smile: あれ、なんだったっけ。
  • 母: どうしたの?
  • Smile: 春休みがあって なんだったっけ。
  • わたし: 春休みがどうしたの?
  • Smile: 《涙を浮かべて》春休みが終わったから なんだったけ
  • わたし: 年中のこと?
  • Smile: 年中?
  • わたし: 春休みが終わったから、Smileは年中の歳になったんだよね?
  • Smile: 《頷いて、両親に向かって》うん、年中になったんだよ。
  • 両親: ああ、そうー。よかったね!
  • Smile:《わたしに向かって》(To) Who can I say Nenchu?(誰に「年中」って言えるかな?)
  • わたし: Anybody. Anybody who you want to say it to.(誰でもいいよ。言いたい人には 誰でもいいんじゃないかな)
  • Smile: 《嬉しそうに》Anybody?(誰でも?)

そんなやり取りがあり、今朝 バスで隣の女性に話しかけられたときのこと。

  • 女性: 本、読んでもらってたの?いいわね。何歳?
  • Smile: 4歳です。
  • 女性: あら、そうなのー。
  • Smile: 年中です。
  • 女性: あら、そうー。いいわね。
  • Smile: 《自信たっぷりに》春休みが終わったから!

早く大きくなりたいSmileは、「年中の次は 年長だよね」と 朝からずっと その繰り返し。

園庭があって、子どもも大勢いる幼稚園に 憧れるSmile。

でも 社会性もきちんと育っている様子を見ると、もうしばらくは こじんまりとしたプリスクールでもよいかな と感じています。


昨日のクッキングクラスの様子。料理する前に、そら豆の さやがどうなっているかを 勉強中。Smileは一番奥。

自力読みと 自信

4歳6ヶ月。

Smileが 自分で読めるように 取組みを本格的に始めてから、1年2ヶ月(過去の記事『自力読みに向けて』)。

3文字を読めるようになり、右肩上がりに読めるようになってきたわけではありません。

文字読みは 慣れるまではエネルギー使う作業。そのため、読み聞かせを中心に、読みの練習は のんびり構えてやってきました(関連記事『エネルギーを使う自力読み』)。

そして 先週の日曜日。

コーヒーショップで暇そうにしていたので、アメリカで買ってきた本を出したら、中身をパラパラ見て、Smileが言いました。

  • Smile: This is easy! I can read it by myself. Do you want to hear?(これは 簡単!自分で読めるよ!聞きたい?)
  • わたし: Sure! (もちろん!)

そうして 嬉しそうに読み始めました。

初見で読めない単語もいくつかありましたが、それでも スムーズに読めるようになって わたしもびっくり。

そして 何より嬉しかったのが、文章の難度を何となくでも 自分で分かるようになったこと。

「本を読むのは疲れる」と以前 言っていたSmile。

でも こうやって「自分で読めるものは 読みたい」という気持ちも出てきて 嬉しい限り。

下の動画は、2回目に読んでいる様子。

読んでいる本は、”Penny and Her Marble(ペニーと 小石)”。2014年にDr. Seuss賞を受賞しているリーダー本。
                        

プリスクールでの声がけ

4歳6ヶ月。

今日はプリスクールのお当番の日でした。

今日はメインティーチャーの代わりでもあったので、いつもより緊張感を持ってお当番に当たります。

子ども10人に 大人3人。2〜3歳児が5人だったので いつもより声がけが多かった気がします。

以下は今日 使った声がけ。

■ 公園に行く前

  • Anybody who needs to go to the bathroom?(トイレに行く人?)
  • Go to the bathroom before we go to the playground.(公園に行く前にトイレに行ってね)
  • Put your shoes/jacket on.(靴を履いて/ 上着を着て)

■歩道を歩いている時

  • Walk inside the white line, please.(白線の内側を歩いて)
  • A car is coming. Let’s stop.(車が来たよ。止まろう)
  • Keep going.(そのまま歩いて)

■道路を渡る時

  • Look both ways. Any cars coming? Can we go?(左と右を見て。車は来てる?渡れる?)

■サークルタイムの時

  • Okay, find your mat. / Get your mat.(自分のマットを探して)
  • Please sit on your mat.(マットの上に座って)

■ランチタイムの時

  • Put away the toys, please.(オモチャを片付けて)
  • Let’s get ready for lunch.(お昼の準備をしよう)
  • Go wash your hands, please.(手を洗ってきて)
  • Take the tray to the kitchen, please.(トレーをキッチンに持って行って)
  • Wipe the floor, please.(床を拭いて)
  • 《食事中に立つ子がいたら》Are you finished? Please stay at the table.(終わったの?席を立たないで)

プリスクールでは、2歳になる前の子でも 出来ることはなるべく自分でしてもらいます。水をこぼしたら、タオルを渡して拭いてもらったり、ランチタイムのトレーを配ったり。

初めは お昼ご飯のときに座っていられなかったような子も、数ヶ月もすれば きちんと座っていられるようになります。

Smileも含め、プリスクールに長くいる子たちを見ていると、自ら考え、自ら行動することが身に付いていて、頼もしい限り。

一日の終わりには わたしもクタクタ。

でも、親参加型のプリスクールの良いところは こういった 子どもの成長も見えるところでしょうか(過去の記事『インターではないプリスクール』)。

一番最後のストーリータイム。一日を無事に終えることが出来て、わたしもホッとできる時間。

Smileは もう手がかからない年中グループなので、プリスクールの時間内に Smileと接することは ほとんどありません。

そして Smileもそれをよく分かっている様子。

アメリカの歴史に触れる

4歳6ヶ月。

シアトルから帰国して、3日。バタバタとしているうちに、Smileもわたしも時差ぼけはなくなりつつあるようです。

シアトル滞在の最終日に行ったのは、Hibulb Cultural Center。アメリカ先住民の文化資料博物館で、Tulalip族の居留地にあります。

アメリカに行くからには、先住民の歴史をSmileにも知って欲しかったし、アメリカ本土で起きたことも知って欲しいと思っていました。

アメリカ大陸へ移住してきた白人とともに疫病が 持ち込まれ、Tulalip族の祖先の約半数が亡くなってしまったこと。

白人キリスト教徒が作った「インディアン寄宿学校」では、英語を強要され、

自分たちの言葉を話せば厳しく罰せられ、死亡者が多発するほどの重労働も課せられていたこと。

4歳にはまだ難しいとも思いましたが、ヨーロッパから白人が渡ってくる ずっと前から住んでいた人たちがいたこと。

その人たちにも 独自の言語と文化があったこと。

苦しい思いをさせられたこと。

そんな話をしました。

バイリンガル育児をする上で大切にしている「多様性」。でも その多様性が「脅威」として見られ、排他的な時代があったということも少しずつ一緒に勉強したい。

グローバル化と植民地主義、

そして英語帝国主義の結果として、なくなりつつある言語や文化もあるということ。

Smileがそのことを知るのはもう少し先のことと思いますが、そんなことを今回の旅行で改めて考えさせられました。

今夏には ハワイ島に引っ越すかもしれない姉家族。ハワイアンの歴史についても一緒に勉強していきたいと考えています。

キッズスペースも充実しており、Tulalip族の言葉で色に触れたSmileといとこのSくん。